• 2022年より信州の山小屋で暮らす作家の小川糸さんに、「夏の夜のお楽しみ」を4つ伺いました。執筆に集中する秋を前に、山の短い夏を存分に味わうため、夏休みをとるという小川さん。山ならではの静かな夜だからこそできる、少し非日常な気分を楽しむ過ごし方をご紹介します。
    (別冊 天然生活『小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』より)

    小川糸さんの夏の夜のお楽しみ

    いつもより少しワクワクした気分になる夏の夜。さまざまな過ごし方で静かな森での時間を満喫します。

    夏の夜のお楽しみ1
    庭でビールを飲む

    一日の終わりに、庭でビールを飲むのも楽しみな時間。この夏、山小屋暮らし1周年を記念して購入した椅子に座って、森を眺めながら喉を潤します。

    近くにある木の切り株が、ちょうどいいテーブル代わりに。

    画像: 夏の夜のお楽しみ1 庭でビールを飲む

    夏の夜のお楽しみ2
    ピクニック気分で夕食

    森の気持ちいい空気を少しでも長く感じていたいから、夕食を庭に持っていって食べることもしばしばです。

    ときにはおかずをお弁当箱に詰め、バスケットに入れて持ち出し、ピクニック気分を味わっています。

    画像: 夏の夜のお楽しみ2 ピクニック気分で夕食

    「大したおかずでなくても、外で食べるだけでおいしく感じられるんです」

    暮れゆく空の下、ランプやろうそくも灯さずにゆっくり食事を楽しみます。

    夏の夜のお楽しみ3
    お月見をする

    「ほかの季節に比べて夏は月明かりがとくにきれい」と話す小川さん。

    煌々と輝く月が夜空に顔を出す晩は、お月見をします。

    画像: 夏の夜のお楽しみ3 お月見をする

    庭に出て月を愛でるほか、山小屋の照明を全部消して、ソファに横になって眺めることも。

    「この周辺は街灯もないので、夜は本当に真っ暗になります。だからこそ、いっそう月の光がまぶしく感じられるんです」

    夏の夜のお楽しみ4
    夜の散歩に出かける

    深い闇と静寂に包まれる夜の森。夏は、そのなかを散歩するという冒険に出かけます。

    「さすがにひとりでは怖いので、友人が遊びに来たときに一緒に行くようにしています」

    画像: 夏の夜のお楽しみ4 夜の散歩に出かける

    持っていくのはソーラーライトひとつだけ。ふだんは体験することのない闇の深さをとことん味わいます。

    「真っ暗ななかを歩いていると、思わずゾクッとするほど。非日常的な感覚に襲われます」

    <撮影/有賀 傑 取材・文/嶌 陽子>

    本記事は別冊天然生活『小川 糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』からの抜粋です

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    美しい山暮らしの中で見つけた、小さな暮らしと小さな幸せ
    2022年から山小屋で暮らし始めた作家の小川糸さん。物語を紡ぎ、暮らしを整え、土に触れる小さな暮らしを実践しています。山小屋での春夏秋冬の季節の移ろいはとても美しく、どの瞬間もキラキラと輝いています。小川糸さんの味わいある暮らしのエッセイや家時間の工夫、季節の食材を使ったレシピもご紹介します。

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    小川 糸(おがわ・いと)
    デビュー作 『食堂かたつむり』(2008年)以来、『ツバキ文具店』『ライオンのおやつ』など、30冊以上の本を出版。作品は英語、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語などに翻訳され、さまざまな国で出版されている。公式サイト「糸通信」https://ogawa-ito.com/ では不定期で日々の出来事を綴っている。



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