ベランダに出る時間が楽しくなる
足元を整えて感じたのは、見た目の変化だけではありませんでした。ベランダに出たときの気持ちが、少し変わったのです。
そのままの床に立っていたときは、どこか“用事をする場所”という感覚でした。
洗濯物を干す。鉢に水をあげる。落ち葉を拾う。
もちろん、それも大切な暮らしの一部です。でも、木の床に変わると、そこは用事を済ませるだけの場所ではなく、立ち止まりたくなる場所になりました。
朝、カーテンを開けてベランダを見る。床の上に並んだ鉢や光を受けた葉が目に入る。それだけで、部屋の中から見える景色も穏やかになります。
ベランダガーデンは、外に出て楽しむものでもありますが、部屋の中から眺める時間もとても大切です。
足元を整えることは、ベランダそのものだけでなく、部屋から見える景色を整えることにもつながっていきました。
掃除しやすく、動かしやすく。
心地よさは、手入れのしやすさから
ベランダを整えるときに大切にしたいのは、見た目の心地よさだけではありません。
・避難経路や排水口をふさがないこと。
・強い風で物が飛ばないようにすること。
・掃除や手入れのときに、必要なものを気軽に動かせるようにしておくこと。
安心して使える形にしておくと、ベランダガーデンは無理なく続けやすくなります。
心地よい景色は、日々の小さな手入れのしやすさにも支えられているのだと感じます。

台風など風が強くなる日は、鉢や雑貨を床におろして安全に
足元が整うと、次の楽しみが見えてくる
床が整うと、不思議なことに、次にしたいことが自然と見えてきます。
ここに少し高さのある鉢を置いてみよう。壁側には、何か背景になるものを置いてみたい。そんなふうに、ひとつ整えると、次の景色を考える楽しみが生まれていきました。
少し手を加えるたびに、昨日とは違う景色が生まれる。その過程を楽しめることも、ベランダガーデンの魅力なのかもしれません。

足元を整えると、壁面や雑貨、植物の配置まで少しずつ考えたくなります。手を加えるたびに表情を変えるベランダは、自分だけの「おもちゃ」のような存在です
次回は、床の次に整えたい“背景”について。壁面にひと工夫することで、植物がより生き生きと見える景色づくりをお届けします。
<写真・文/RIKA>
RIKA/ 「みどりの雑貨屋」コーディネーター
関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし” をSNSで提案している。
インスタグラム:@skipkibun_rika
「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com




