• 少し動いただけで汗をかき、消耗してしまう夏。アーユルヴェーダセラピストでヨガ講師の林亜希さんに、疲れをためない夏の過ごし方を教えていただきました。
    (『天然生活』2025年8月号掲載)

    夏は6時前の早起きがおすすめ

    アーユルヴェーダセラピストとして、多くの人の心身の悩みに向き合ってきた林亜希さん。1年を通してすこやかでいるためには、体や心に無理をさせないことが大切だと実感しています。

    「暑さはやはり、体力を奪います。この時季にがんばりすぎてしまうと、疲れがだんだんとたまっていき、大きく長い不調につながることもあるので注意したいですね。

    とはいえ、暮らしのなかでは、やらなければいけないことがたくさん。その作業をできるだけ、涼しい時間……朝や夕方以降にもってくるだけでも体が楽になります」

    猛暑が続くとはいえ、早朝であればまだ、空気も凛とさわやか。少し早起きをして、気持ちや空間をすっきり整えてから1日のスタートを切るのが林さんのスタイル。

    画像: 朝は6時前に起きてヨガ。集中力を高める木のポーズ

    朝は6時前に起きてヨガ。集中力を高める木のポーズ

    「私の場合、アーユルヴェーダのルールに合わせていますから、起きるのは必ず6時前。それ以降の6時から10時までは、“カパ(水)”の時間とされているので、そこから1日を始めると、心身が重いままになってしまうんです。アーユルヴェーダにこだわらなくても、早朝の空気は気持ちがいいですから、6時前の夏の早起きは皆さんにおすすめですよ」

    ヨガで少しずつ体を目覚めさせ、香りで体内や空間を清めてから、洗濯や掃除などの家事をスタート。涼やかなハーブの香りやその効能、水の自然な冷たさに助けられながら、1日を過ごします。さらに、体にこもった熱を排出する時間をまめにとることが、夏を心地よく乗り切る秘訣です。

    画像: 白檀の香りで空間を浄化

    白檀の香りで空間を浄化

    熱せられやすい頭部や目を、穏やかに冷まして

    東京のアトリエに加え、冬季以外は軽井沢でも施術を行う林さん。暑いなかでの長距離移動の連続は、とても体力を消耗するそう。

    「心がけているのは、疲れを感じる前に、時間を見つけて何度も休憩をとること。熱が体の中にこもってしまうと消耗が激しくなるので、熱がたくさんたまる前に、とくに熱せられやすい頭部や目を冷ますのもポイントです。また、ミントをはじめとするさわやかな香りも気持ちをすっきりさせてくれますから、積極的に活用します」

    画像: 目は開いているだけで体力を消耗するので、目をつぶるだけでもリカバリーできる

    目は開いているだけで体力を消耗するので、目をつぶるだけでもリカバリーできる

    気をつけたいのは、熱はあくまで“冷ます”程度にしておくこと。「たとえ暑い夏といっても、“冷やす”のは、体によくないのです。また、夜はできるだけ頭を休ませ、のんびり散歩をするなどして、考えごとは避けるのも大切です。そして、眠る前には深い呼吸を。心と体をゆったりと鎮めてから、1日を締めくくります」

    林さんの「涼しく過ごす工夫」

    外出時のローズ水

    画像: 外出時のローズ水

    いつも持ち歩くポーチには、熱を冷ます効果のあるローズ水を。時間が空いたときにコットンに含ませて目に当てると、視界がすっきりしてリフレッシュできる


    〈撮影/有賀 傑 取材・文/福山雅美〉

    林 亜希(はやし・あき)
    アーユルヴェーダセラピスト・ヨガ講師。東京都内にてアーユルヴェーダ浄化療法をメインに行うプライベートサロン「atelier asha 211」を主宰。アーユルヴェーダの知識とトリートメント技術を伝授する講座やヨガレッスンも行う。https://atelierasha211.com/
    インスタグラム:@asha_aki

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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