• 眠る直前までスマホやテレビを見てしまう。そんな習慣が眠りの質に影響しているかもしれません。そこで今回は、「パソコン作業や日中の緊張から体がガチガチ」という「身体ゆるめ重視型」の人におすすめの眠る前30分の過ごし方を、睡眠専門医の坪田聡先生に教えてもらいました。まずは取り入れられることだけ、気軽に1週間続けてみてください。
    (『天然生活』2025年10月号掲載)

    「身体ゆるめ重視型」におすすめの
    眠る前30分のタイムスケジュール

    「パソコン作業や日中の緊張から体がガチガチ」という方におすすめ。体の声を聞いてゆるめていくことで、心と頭もリラックスできます。

    00分~10分
    筋弛緩法で体をリラックスモードに

    「こわばっている筋肉をゆるめましょう」といわれても、なかなかうまくできないもの。凝っている場所を意識して力を入れて、急激に力を抜くとスムーズに筋肉をゆるめることができます。左図は「漸進的筋弛緩法」と呼ばれ、不眠症の治療でも使われています。呼吸法と併せて行うとより効果的。

    画像: 両肩を下げて背筋を伸ばす。肩に力を入れながら耳に近づけるようにすくめる

    両肩を下げて背筋を伸ばす。肩に力を入れながら耳に近づけるようにすくめる

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    画像: 力を入れて5〜10秒ほどキープしたあと、一気にストンと力を抜いてその状態を味わう

    力を入れて5〜10秒ほどキープしたあと、一気にストンと力を抜いてその状態を味わう

    画像: 心地のよい場所に寝転んで軽く目を閉じ、腹式呼吸を数回行う。呼吸を続けながら、親指を中に入れてギュッと力を入れて強く握る

    心地のよい場所に寝転んで軽く目を閉じ、腹式呼吸を数回行う。呼吸を続けながら、親指を中に入れてギュッと力を入れて強く握る

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    画像: 力を入れたまま、ゆっくり10秒数えたら、一気に力を抜く。力を入れる度合いは無理しすぎず、心地よいと感じる程度で調整する

    力を入れたまま、ゆっくり10秒数えたら、一気に力を抜く。力を入れる度合いは無理しすぎず、心地よいと感じる程度で調整する

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    画像1: 20秒ほど、腕の筋肉がゆるんだ状態を味わう。緊張と弛緩の違いを意識し、とくにゆるんだ状態のときの感覚や重みを意識する

    20秒ほど、腕の筋肉がゆるんだ状態を味わう。緊張と弛緩の違いを意識し、とくにゆるんだ状態のときの感覚や重みを意識する

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    画像2: 20秒ほど、腕の筋肉がゆるんだ状態を味わう。緊張と弛緩の違いを意識し、とくにゆるんだ状態のときの感覚や重みを意識する

    20秒ほど、腕の筋肉がゆるんだ状態を味わう。緊張と弛緩の違いを意識し、とくにゆるんだ状態のときの感覚や重みを意識する

    10分~20分
    快眠のツボを押してエネルギーを調整

    ツボはもともと、東洋医学でいわれている「経穴(けいけつ)」のこと。経穴は体を駆けめぐるエネルギーの通り道「経絡(けいらく)」の上にあり、エネルギーを調整する重要なポイントです。不安を抑えて心を落ち着かせてくれる「百会(ひゃくえ)」や、その名のとおり安らかな眠りに導いてくれる「安眠(あんみん)」、神経の興奮を鎮める「失眠(しつみん)」は、眠りの質を上げる代表的なツボです。

    画像: 両耳をつなぐ直線と眉間の中心線が交わるところ。小さく円を描きながら適度に押す

    両耳をつなぐ直線と眉間の中心線が交わるところ。小さく円を描きながら適度に押す

    画像: 耳の後ろの骨の先端から、指1本分下にある。指で6秒間押すことを5回繰り返す

    耳の後ろの骨の先端から、指1本分下にある。指で6秒間押すことを5回繰り返す

    画像: かかとの中央の凹んだところ。反対側の手で握り拳をつくり、20回ほどゆっくり叩く

    かかとの中央の凹んだところ。反対側の手で握り拳をつくり、20回ほどゆっくり叩く

    20分~30分・就寝
    目のまわりを温めて睡眠の質をアップ

    寝不足になると、目に下にクマができることがあります。これは睡眠が不足したことで、顔の血行が悪くなり、血液が目の下にたまるため。小豆を入れて温めたアイマスクや、市販の蒸気温熱シートで目のまわりを温めましょう。血行が改善され、深い睡眠が増えて質が向上、さらに疲労感の軽減にもつながることが研究でわかっています。

    画像: 20分~30分・就寝 目のまわりを温めて睡眠の質をアップ


    〈監修/坪田 聡 取材・文/飯作紫乃 イラスト/赤池佳江子〉

    坪田聡(つぼた・さとる)
    日本睡眠学会所属医師・医学博士・雨晴クリニック院長。睡眠の質を向上させるための指導や普及に努める。総合情報サイトAll About「医師/睡眠」ガイドとして情報を発信。著書に『女性ホルモンが整う オトナ女子の睡眠ノート』(総合法令出版)など。ムック『老けない人の睡眠習慣』(大洋図書)では監修を担当。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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