字そのものだけでなく、文章全体のまとまりを大切に
一文字ずつきれいに書けても、文章になると印象は大きく変わります。
読みやすく美しい文章を書くためには、字そのものだけでなく、字間や行間、漢字とひらがなの大きさの比率、文章全体のまとまりを意識することが大切。
縦書きと横書きの違いも踏まえながら、読みやすい文章を目指しましょう。
字間はすき間を意識
パソコンなどの活字は、字間が均等になるよう配置されています。一方、手書きでは機械的に同じ間隔を空けると不自然に見えることも。

大切なのは、文字同士のすき間を意識することです。横書きの場合、「お疲れ様です」の「疲」や「様」のように右払いがある文字の横のすき間は、次の文字を少し入り込ませるイメージで詰めると間延びするのを防ぐことができます。
一文字ずつではなく、隣り合う文字の形を見ながら配置することを意識しましょう。
文字の大きさはメリハリを

漢字、ひらがな、カタカナをすべて同じ大きさで書くと、文章がのっぺりした印象になりがちです。読みやすい文章にするコツは、漢字をやや大きく、ひらがな・カタカナをやや小さく書くこと。
仮に漢字を「10」としたら、ひらがな・カタカナは「8」程度の大きさが目安です。画数の多い漢字に十分なスペースを与えることで書きやすくなり、文字もつぶれにくくなります。
また、漢字は文章の意味を伝える中心的な役割を担うため、少し大きめに書くことで内容が把握しやすくなります。
本記事は『上品な大人のほめられ文字練習ノート』(扶桑社)からの抜粋です
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カタダマチコ
ペン字講師。幼少期から神谷慎軒氏に師事。現在は独立してペン字講座などで指導を行う。神谷流をベースにした文字と、親しみやすく個性的な作風で支持を集める。InstagramをはじめとするSNSの総フォロワー数は約15万人(2026年8月現在)。本書に登場するオリジナルキャラクター「くまちこ」のイラストも人気。文部科学省後援硬筆書写技能検定1級。著書に『好かれる大人のほめられ文字LESSON』(朝日新聞出版)がある。
インスタグラム@machiko798
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