• 疲れやもやもやを翌日に持ちこさないため、帰宅後はSNSから離れ、自分をいやす時間をつくっている「IFUJI the box tailor」スタッフの冨澤緑さん。うれしかったことを思い出す、映画やドラマを観る、花を愛でる。気持ちを前向きに切り替える夜の習慣を教えていただきました。
    (『天然生活』2025年10月号掲載)

    夜のこつこつケアで「明日の私」に活力を

    週5日、東京・台東区のお店まで電車通勤している冨澤緑さん。

    「電車に乗っている間はスマホでSNSを見たりしているのですが、家に帰ったらSNSの世界とは距離を置いて、自分をいやすことに時間を使うようにしています。そう心がけるようになったのは、わたし自身が、不調の原因となってしまうようなストレスや悩みごとをため込みやすいタイプだから。自分がどんな状態でも否応なくやってくる毎日。不調に陥ってしんどい思いをするのは自分なので、なるべく“翌日に疲れを持ちこさない”ということをモットーにしています」

    家に着いたら、ちゃちゃっとごはんをつくって食べ、おなかが満たされたら、いつものいやしタイム。湯船にゆったりとつかって今日の疲れをとったり、頭皮や体のこりをほぐしたり。

    「そうこうしているうちに自然と気持ちもゆるみ、リラックスモードに。ただ、仕事で落ち込んだり、ショックなことがあったりしたときなどは、いつまでもくよくよしてしまうことがあるので、そんなときは映画やドラマを観て、強制的に気持ちを切り替える。そして、今日一日を振り返り、うれしかったことを意識的に思い出すというのが、定番のコースです」

    うれしかったことを思い出す

    画像: こりがほぐれると気分も前向きに

    こりがほぐれると気分も前向きに

    「もやもやに頭を占領されてしまわないように、意識的にうれしかったことを思い出すようにしています。やり始めたのは5年前。以前は考えないと出てこなかったのが、いまでは自然と思い浮かぶようになりました。とくに頭や肩のこりをほぐしているときにふわっと浮かんでくることが多く、幸せの感度が上がった気がします」

    画像: 頭皮のマッサージに使っているのは、ウカのスカルプブラシ。ほどよい固さと持ちやすさがお気に入り

    頭皮のマッサージに使っているのは、ウカのスカルプブラシ。ほどよい固さと持ちやすさがお気に入り

    頭皮や体のマッサージは毎晩の習慣。

    「ツボを刺激するほか、首を回したり、腕を回して肩甲骨を動かしたりしています」

    映画やドラマで気分を切り替える

    画像: 映画やドラマで気分を切り替える

    映画やドラマのいいところは、それを見たあともしばらく高揚感が続くこと。

    「たとえばアイスを食べるなどでも気持ちは上がるのですが、その高揚感は一時的なもの。かたや映画やドラマはそれを見ているうちに、作中の世界観にのめり込めるのがとてもよくて。つい考え込んでしまいそうになるときに助けられています」

    花を愛でる

    画像: 目が合うたびにいやされる。最初はテーブルに。水切りして短くなったら小びんに活け直して玄関へ

    目が合うたびにいやされる。最初はテーブルに。水切りして短くなったら小びんに活け直して玄関へ

    花を眺めるのは、冨澤さんのリラックス法のひとつ。

    「いつでもきれいでかわいくて、一輪でもあるとそこに目がいくのでとてもいやされます。こっちからがかわいいとか、この角度も素敵とか、自分でもちょっと変かもと思うくらい眺めまわしています」

    花を置いた周りをきれいにしようと意識が向くのも、いいところ。



    <撮影/星 亘 構成・文/多田千里>

    冨澤 緑(とみざわ・みどり)
    インテリアショップ、アパレルショップ勤務を経て、暮らしまわりのアイテムを扱う「klala」をオープン。2020年に同店を閉店し、現在は「IFUJI the box tailor」のスタッフとして活躍中。
    インスタグラム @midorinocoto

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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