• 地元の人に愛される確かなおいしさを持ち帰って楽しんでほしい。京都に暮らす編集者・宮下亜紀さんが愛すべきお店へご案内します。今回は、おみやげにおすすめの“あんこの名店”3選をご紹介。
    (『天然生活』2026年7月号掲載)

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    ほんとにおいしい
    京都の「あんこ」を食べてほしい

    「京都には、新しいものと古いものどっちもあって、めぐるのが楽しい。暮らしている人がいて、街が生き生き動いているから、古びることなく魅力的でありつづけるんです」と語るのは、京都生まれ・京都暮らしの宮下さん。

    和菓子店や甘味処が集まる京都では、あんこが身近。職人さんがつくるおいしさを、ぜひ家でも楽しんで。

    中村製餡所 『最中セット』

    画像: 最中セットはつぶあん(1,600円)ほか、こしあん、白あん(各1,700円)、丹波大納言のつぶあん(1,800円)も。「最中の皮」はプレーンとほうじ茶の2種

    最中セットはつぶあん(1,600円)ほか、こしあん、白あん(各1,700円)、丹波大納言のつぶあん(1,800円)も。「最中の皮」はプレーンとほうじ茶の2種

    画像: 京都の愛すべき「あんこの名店」3選。老舗の名物最中、地元民に人気のあんみつ…持ち帰りできて“お土産”にもおすすめ/宮下亜紀さん(編集者・ライター)
    画像: 購入は事務所に声をかけて

    購入は事務所に声をかけて

    「ここまで来る方はあんこ好き。スプーンでそのまま食べる方も多いですね」と4代目・中村吉晴さん。卸を軸にたくさんのあんこをつくりますが、機械任せにせず人の手で。

    「小豆は生きもの。毎日違うから職人が火加減しないと」

    つぶあんはふっくらみずみずしく、白あんは極上のなめらかさ。「最中の皮」はさくっと軽く相性抜群。

    中村製餡所 

    最中セット 北海道十勝産つぶあん500g、最中の皮10組分(プレーン、ほうじ茶から選べ、5組ずつのミックスも) 1,500円
    京都府京都市上京区大東町88 電話番号:075-461-4481
    営業時間:8:00~17:00、火曜は〜12:00(売り切れ次第終了) 休業日:水曜、日曜
    https://www.nakamura-seiansho.com/

    今西軒 『あんてぃーく』

    画像: バタートーストともよく合う

    バタートーストともよく合う

    画像: 祖父から受け継いで30年余り。いまはその跡を継ぐべく息子さんが工房に立つように

    祖父から受け継いで30年余り。いまはその跡を継ぐべく息子さんが工房に立つように

    画像: おはぎはつぶあん、こしあん、きなこの3種類(各240円)

    おはぎはつぶあん、こしあん、きなこの3種類(各240円)

    開店早々売り切れるおはぎの名店、「今西軒」の「あんてぃーく」は知る人ぞ知る、予約制のゆで小豆。スプーンですくって食べてみると小豆の香りがする、淡く繊細な味わいにハッとします。

    「アイスクリームに負けてしまう淡さやけど、素材の真の味は淡いもんやと思います」と4代目・今西正蔵さん。ぜひシンプルな食べ方で。

    今西軒

    あんてぃーく 500g 1,100円 ※要予約、要冷蔵
    京都府京都市下京区横諏訪町312 電話番号:075-351-5825
    営業時間:9:30~売り切れ次第終了、「あんてぃーく」受け取りは11:00〜14:00、おはぎ購入時も受け取り可 
    休業日:火曜、第1・3・5月曜(6〜8月は月・火曜) 

    甘味処 月ヶ瀬 『あんみつ』

    画像: 「あんみつ」(左)はしっかり冷やして。丹波大納言でつくる「ぜんざい」(右)は冷やしても温めても

    「あんみつ」(左)はしっかり冷やして。丹波大納言でつくる「ぜんざい」(右)は冷やしても温めても

    画像: 落ち着く店内。髙島屋京都店に支店も

    落ち着く店内。髙島屋京都店に支店も

    画像: 持ち帰りは当日中、配送は到着の翌日まで

    持ち帰りは当日中、配送は到着の翌日まで

    「月ヶ瀬」の「あんみつ」はバランスが絶妙。なめらかなこしあん、コクのある黒蜜、無垢な寒天すべてが手づくりです。

    「少しでも変わるとバランスがくずれてしまう。素材が命」と4代目・平栗由貴さん。

    糸寒天は岐阜の恵那から。こしあんは北海道産、つぶあんは丹波大納言。年々調達が難しくなるなか愛される味をつないでいます。

    甘味処 月ヶ瀬 堺町店

    あんみつ 650円、みつ豆 630円、白玉ぜんざい 680円 ※持ち帰り用(店内メニューと金額が異なる)※要冷蔵
    京都府京都市中京区堺町通御池下ル丸木材木町675 電話番号:075-212-1959 
    営業時間:12:00~18:00(LO17:30) 休業日:水曜、木曜(祝日の場合は翌日)
    https://tsukigase.jp/



    〈撮影/石川奈都子 文/宮下亜紀〉

    宮下亜紀(みやした・あき)
    京都に生まれ、京都に暮らす、編集者・ライター。暮らしから芽生えた書籍や雑誌を手がけ、新著『京都の花と祭りとおいしいもん おとなの追っかけ帖』(アノニマ・スタジオ)では京都の春夏秋冬の楽しみを伝える。本誌連載から生まれた高山なおみ著『となりのオハコ』(扶桑社)も編集。
    インスタグラム@miyanlife

    ※ 記事中の商品価格はすべて消費税を含みます



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