• 庭がなくても、緑のある暮らしは楽しめます。マンションのベランダという限られた空間でも、植物の高さを少し変えることで、景色に奥行きが生まれます。今回は、「みどりの雑貨屋」RIKAさんに、空き缶と丸い木のカッティングボードを使った「小さな花台」のつくり方を教えていただきました。

    手づくりのものと、時間を重ねる

    自分でつくったものは、少しくらい形がそろっていなくても、不思議と愛着がわくものです。

    少しゆがんでいる。
    色が均一ではない。
    時間がたって、風合いが変わってきた。

    使い続けるうちに、少しずつその場所になじんでいきます。

    画像: 木も鉢も金属も、それぞれ違う表情に変わりながら、この場所になじんできました。新しいものだけではつくれない眺めです

    木も鉢も金属も、それぞれ違う表情に変わりながら、この場所になじんできました。新しいものだけではつくれない眺めです

    先日、以前につくった花台の空き缶の脚が、ひとつ外れてしまいました。「とうとうダメになってしまった」と、残念に思ったのですが、外れた脚だけ新しい缶に付け替えれば、まだ使えることに気づきました。

    そう思えた瞬間、なんだか気持ちまで明るくなりました。

    直して使うことで、そのものとのつきあいも、また少し長くなります。

    植物も、ずっと同じ姿ではありません。

    新しい葉が出たり、枝が伸びたり、季節によって表情を変えたり。

    その隣で、鉢や花台、ガーデニング雑貨もまた、時間とともに少しずつ変わっていきます。

    植物だけでなく、そこにあるものも一緒に時間を重ねていく。

    そんな変化まで楽しめるようになると、植物のある暮らしは、もっと愛着のあるものになっていくのではないでしょうか。

    「あったらいいな」を、自分の手で

    植物のある景色は、一度つくれば完成、というものではありません。

    植物は育ち、少しずつ姿を変えていきます。

    その一方で、花台や鉢、ガーデニング雑貨も、時間とともに風合いを変えていきます。

    そんな変化に合わせて、手入れをしたり、直したりしながら、大切に使い続ける。

    それも、植物のある暮らしの楽しみのひとつです。

    大きなお庭がなくても、ベランダでも、窓辺でも「ここを、もう少しこんなふうにしてみたい」
    と思ったら、少し工夫して、自分の手でかたちにしてみる。

    その小さな手仕事が、植物のある場所を、もっと好きになるきっかけになるかもしれません。

    あなたの暮らしの中でも、植物と一緒に「あったらいいな」をひとつ、かたちにしてみませんか。



    <写真・文/RIKA>

    RIKA/「みどりの雑貨屋」コーディネーター
    関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた“みどりのある心豊かな暮らし”をSNSで提案している。
    インスタグラム:@skipkibun_rika
    「みどりの雑貨屋」公式サイト:midorinozakkaya.com



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