• 心地いい素材感で、夏の外出を楽しくしてくれる、お出かけ用のかごは、「かご好き」といえども千差万別です。布小物作家、石川ゆみさんのお気に入り、「バケツ型のかご」とその装いを教えてもらいました。
    (『天然生活』2014年8月号掲載)

    「部屋で使う風」のかごもあえて外出にも活用

    20代のころから大のかご好きで、自宅には多種多様なかごがすでにいっぱい。しばらく「かご断ち」をしていたという石川さんでしたが、その禁を解いたのが、最近、手に入れたこちらのかご。

    「S・ゲンズブールがJ・バーキンに贈ったというバケツ形のかごのイメージが、長年、頭に残っていて。こちらのアンティークは、少し形が違うのですが、近い雰囲気で持てそうなのが、うれしくて」

    一見、インテリア雑貨として部屋に置きそうなかごですが、石川さんは、もちろん外出に。この夏は、自作のギンガムチェックのブラウスとスカートに合わせ、軽快に街歩きを楽しむ予定です。

    画像: 猫のアップリケが付いたモロッコかごは、10数年前に購入したもの。あけびのかごは、「イコッカ」勤務時代に、試作を兼ねて青森の職人さんにオーダー。結局、商品化はしなかったけれど、個人的なお気に入りに

    猫のアップリケが付いたモロッコかごは、10数年前に購入したもの。あけびのかごは、「イコッカ」勤務時代に、試作を兼ねて青森の職人さんにオーダー。結局、商品化はしなかったけれど、個人的なお気に入りに

    「atelier naruse」デザイナー 成瀬文子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
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    <撮影/中島千絵美 取材・文/田中のり子>

    石川ゆみ(いしかわ・ゆみ)
    1999年から布物作家としての活動をスタート。
    2003年器と雑貨のお店「Ekoca」を友人と始め、
    2008年にお店を離れ独立。
    個展やイベント参加、ワークショップを中心に活動。
    著書『まいにち着たい服』(筑摩書房)など。

    取材・文/田中のり子(たなか・のりこ)
    衣食住、暮らしまわりの編集・ライター。編集を担当した本は、ワタナベマキさん著
    『旬菜ごよみ365日』(誠文堂新光社)など多数。著書に『暮らしが変わる仕事』(誠文堂新光社)がある。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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