(『天然生活』2014年8月号掲載)
友人たちから譲り受けた表情の美しいかごたち
革作家という職業柄、ふだん持つかばんは圧倒的にレザー製で、30代後半まで、ほとんどかごを持っていなかったという華順さん。
そんななか、最近、少しずつ手元に集まってきたかごは、どれも友人からのおさがり。小さなあけびかごは、イラストレーターのmitsouさんと一緒にフリマをしたとき、友人価格で譲り受けたもの。
「小さくても存在感があり、『あ、やっぱりかごって素敵だな』と、その魅力を再確認しました」
艶やかなあけびは、涼しげなリネンワンピース&パンツの組み合わせとも好相性。きれいめな着こなしにも、気軽なご近所服にも、しっくりなじむのが魅力です。
布小物作家 石川ゆみさんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
「atelier naruse」デザイナー 成瀬文子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
アタッシェ・ド・プレス/KOディレクター 岡本敬子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
「ギャルリ夏至」オーナー 宮田法子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
イラストレーター 石坂しづかさんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
「si-si-si」デザイナー 平井慶子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
<撮影/中島千絵美 取材・文/田中のり子>
華順(かじゅん)
革作家。デザイン事務所勤務を経て、オーダーメイドのレザーバッグの店での4年半の修業ののちに独立。「日々、気持ちよく使えるもの」をテーマに、財布やバッグ、パスケースなど、シンプルで使い心地のよい革小物の制作を続けている。
取材・文/田中のり子(たなか・のりこ)
衣食住、暮らしまわりの編集・ライター。編集を担当した本は、ワタナベマキさん著
『旬菜ごよみ365日』(誠文堂新光社)など多数。著書に『暮らしが変わる仕事』(誠文堂新光社)がある。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです