(『天然生活』2014年8月号掲載)
「かごっぽくない」のが自分にはちょうどいい
フランス風のマルシェかごや、デザイン性の強いかごなど、過去にいろんなかごを持っていたけれど、「実は、いまひとつしっくりきていなかった」と成瀬さん。
「持っていて、少しそわそわするというか。自分のスタイルとかごとの落としどころを、見つけあぐねていた感じです」
そんな成瀬さんが“これは”と思い10年近く愛用しているのが、こちら。ミニサイズのマルシェかごに帆布を縫い付けた「アーデムスーオー」のバッグです。
「一見シンプルでも、どこか“さりげない個性”を感じる。つくる服も選ぶものも、自分はそういうバランスが、心地いいみたいです」
布小物作家 石川ゆみさんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
アタッシェ・ド・プレス/KOディレクター 岡本敬子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
「ギャルリ夏至」オーナー 宮田法子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
イラストレーター 石坂しづかさんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
革作家 華順さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
「si-si-si」デザイナー 平井慶子さんの、私の夏かごスタイルへ ⇒
<撮影/中島千絵美 取材・文/田中のり子>
成瀬文子(なるせ・あやこ)
2001年から「クルール」の名義で手づくりの布バッグ制作をスタートし、各地で個展を開催。2007年に洋服ブランド「ナルセ」を立ち上げる。2013年からブランド名を「アトリエ・ナルセ」に統一し、年2回の展示会をベースに新作を発表している。現在、兵庫・宝塚の一軒家に夫と息子、猫とともに暮らす。
http://atelier-naruse.com/
取材・文/田中のり子(たなか・のりこ)
衣食住、暮らしまわりの編集・ライター。編集を担当した本は、ワタナベマキさん著
『旬菜ごよみ365日』(誠文堂新光社)など多数。著書に『暮らしが変わる仕事』(誠文堂新光社)がある。あ「atelier naruse」デザイナー、成瀬文子さんに、夏の外出を楽しくしてくれる、お出かけ用のかご「アーデムスーオー」のかごバッグの素敵な装いを教えてもらいました。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです