• 昔から、大切に受け継がれてきた、四季折々の家仕事は、理にかなった、先人たちの知恵の結晶です。 今回は、寒さの厳しい冬につくりたい保存食「干しいも」のつくり方を、ステンシル作家で料理研究家のホークスみよしさんに教わります。
    『家仕事ごよみ』より

    干しいも 十二月から三月

    昔ながらのおいしさが味わえる干しいもは、寒さの厳しい冬につくりたい保存食。

    「市販の干しいもは、専用の品種でつくられたものです。その味を目指すなら、道の駅や八百屋などで “干しいも用のさつまいも” を買うこと。もちろん、紅あずまなど一般的な品種でも、また違ったおいしさや食感を楽しめます。つくるときは、晴天が続く日を選んで、天日にしっかり3日間、干すのがコツです。それでも水分は残っていてカビやすいので、保存は冷凍庫をおすすめします。食べるときは、バターを落としたフライパンでこんがり焼いて。メープルシロップなどを添えても、おいしいですよ。おやつのほか、朝食としてもおすすめです」(ホークスみよしさん)

    用意するもの(つくりやすい分量)

    ● さつまいも3~4本

    つくり方

     さつまいもは中くらいの大きさのものを選び、洗って皮をむかずに蒸す。沸騰してから約20分が目安。蒸しすぎて、やわらかくなりすぎないように注意。

    画像1: つくり方

     粗熱が取れたら皮をむいて、縦3等分にスライスする。干すと水分がとんで薄くなるので、やや厚めでOK。

    画像2: つくり方

     晴天が3日続く日を選んで、天日で3日間干す。夜間は室内に入れる。焼いて食べるとおいしい。保存は冷凍庫で。

    画像3: つくり方

    <文/野上郁子(オフィスhana) イラスト/赤井稚佳>

    ホークスみよし
    ステンシル作家で料理研究家。イギリス、クウェート、湘南での生活のあと、那須に移住。森の自然を題材としたステンシル作品を制作しながら、地元の自然食材を生かしたおいしいレシピも発表している。

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