• じっくりことこと炊くあんこは、落ち着いた夜の家仕事にぴったり。あんこ好きのなかしましほさん直伝のあんこを使ったお菓子のレシピを紹介します。今回は、「米粉のシフォンサンド」を。あんこはただそれだけでおいしいから、アレンジレシピは手をかけすぎなくていいのです。合わせる食材も、さっぱりシンプルに。
    (『天然生活』2015年3月号掲載)

    米粉のシフォンサンドのつくり方

    もっちり米粉シフォンは、小豆のほくほくとした食感と相性抜群。ふわふわ軽い食べごたえで、体の中にすーっと入ります。

    画像: 米粉のシフォンサンドのつくり方

    材料(17cmシフォン型1台分)

    〈米粉シフォン〉
    ・米粉(製菓用)80g
    ・卵(M)4個
    ・きび砂糖70g
    ・太白ごま油大さじ2
    ・豆乳20ml
    〈クリーム〉
    ・生クリーム1カップ
    ・きび砂糖大さじ2
    ● あんこ好みの量

    下準備

    ○ オーブンは170℃に予熱する。

    ○ 卵は卵黄と卵白に分け、卵白はよく冷やしておく。

    つくり方

     ボウルに卵黄ときび砂糖の1/3量を入れ、泡立て器でよくほぐす。太白ごま油、豆乳の順に加え、そのつど、なじむまでよく混ぜる。米粉をふるい入れ、粉けがなくなるまで混ぜる。

    *米粉は種類によって水分の吸収が変わるため、粉を混ぜ終わったときに、とろりと流れるくらいのかたさに加減する。かたければ豆乳を足し、ゆるければ米粉を足す。

     別のボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立てる。白っぽくもこもこ泡立ってきたら、残りの砂糖を2回に分けて加え、そのつど、なじむまでよく混ぜる。さらに泡立て、角が立つまで泡立てる。

     のボウルにのメレンゲをひとすくい加えて泡立て器でよくなじませ、これをメレンゲのボウルにすべて加え、へらに持ち替え、メレンゲの筋やかたまりがなくなるまでさっと混ぜる。

     型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンで30分焼く。すぐ逆さにしてワインなどの瓶などに型の中央の穴を通して冷ます。完全に冷めたら包丁を添わせて型から外す。

     ボウルに生クリームときび砂糖を入れ、氷水に当てながらハンドミキサーでゆるく角が立つまで泡立てる。

     シフォンを8等分して真ん中に切り目を入れ、好みの量のクリームとあんこをはさむ。



    <料理・スタイリング/なかしましほ 撮影/有賀 傑 構成・文/鈴木麻子(fika)>

    なかしま・しほ
    新潟県生まれ。音楽、出版の仕事を経て料理の道へ。2006年「foodmood(フードムード)」の名でお菓子工房をスタートする。素朴でやさしい味のお菓子が人気。著書に『たのしいあんこの本』(主婦と生活社)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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