お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
先日、友達とブルーベリー狩りに行きました。
場所は戸塚にある「川戸農園」。こちらでは土の代わりに、保水性と排水性に優れた「養液栽培」という栽培法でブルーベリーを育てています。
ウッドデッキの上に整列するブルーベリーの鉢植えは圧巻!
私たちが訪れた日は、約12種類のブルーベリーの木がそれぞれ大きな実を付けていました。その名も「ノビリス」「メンデイト」「プレミア」などなど、ブルーベリーは1種類しかないと思っていた自分が恥ずかしい(汗)。
味も酸味も違い、お菓子づくりにはどれが適しているのか、味見をしながら収穫していきました。
しかーし、ひと粒ひと粒、ブルーベリーを選別しながら狩るのは、なかなか大変な作業です。結局、500gのブルーベリーを収穫するのに1時間30分以上、かかってしまいました。
自分の手と舌で選別した、ブルーベリー。時期にもよるそうですが、私が収穫したブルーベリーは酸味が強くて、味もフレッシュ。最後に見つけた「ラヒ」という品種が好みの味でした。
夏のお菓子にするなら、ブルーベリーの味をそのまま生かしてグラニテかな? と思いましたが、一歩手前のシャーベット状に凍った食感がブルーベリーの味を損なわず、さわやかでおいしい!
かき氷機がなくてもつくれる簡単シャーベットは、ほかのフルーツでも試してみたくなる味です。
おうち時間にぜひガリガリしてみてくださいね。
◇ ◇ ◇
川戸農園
2020年のブルーベリー狩りは8月10日前後までの予定。
神奈川県横浜市戸塚区東俣野町838-2
090-5338-3150
https://kawato-nouen.com/
ブルーベリーシャーベットのつくり方
材料(小さめのグラス3~4個分)
● ブルーベリー | 250g |
● グラニュー糖 | 45g |
● 水 | 1/3カップ |
● ライムのしぼり汁 | 小さじ1 |
下準備
*ブルーベリーは洗い、水気を切る。
*砂糖の量は、フルーツの甘さによって増減してもよい。
つくり方
1 水とグラニュー糖を小鍋に入れ、弱火にかけ、砂糖を溶かしたら火から下ろして冷ます。ライムのしぼり汁を加える。
2 ミキサーにブルーベリーと1のシロップを入れ、ジュース状になるまでよく混ぜる。
3 こし器を通しながら、2をバットに流し込む。
4 3のバットを冷凍庫に入れる。
5 1時間ほど経ったら、バットを冷凍庫から取り出す。表面が凍った状態になったら、フォークを使い、ガリガリしながら凍った部分を崩す。バットを冷凍庫に戻す。
6 さらに1時間後、5と同様に凍った部分をフォークで崩す。同様にもう一度行う。
[はなよりひと言]
最初にバットを冷凍庫に入れてから3回、ガリガリを繰り返し、およそ4時間後が食べごろです!
7 器に盛り付ける。
[はなよりひと言]
シャーベットの間に生のブルーベリー(分量外)を加えました。
◇ ◇ ◇
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡〜hana金〜」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。