しましまリブパンツ

裾が広い分、ウエストまわりはすっきりとはけるようデザインされたリブパンツ。

ウエストゴムだから柔らかなはき心地でリラックス感抜群です。

裾をリブにすることでもたつきにくく、すっきり。少し短めの八分丈で女性らしい雰囲気です。

「ニットは伸びないように縫うことがコツ。布を引っ張るのでなく、運ぶように手を添えて縫って」

ニット地を縫うときには……

ニット地など伸縮性のある布地の直線縫いには、ニット用ミシン糸を。一般のミシン糸で直線縫いをした場合、布地の伸びについていけず、糸が切れてしまうからです。ジグザグミシンの場合は一般のミシン糸でOK。また、針は編み地を切ってしまうのを防げる先端が丸いニット用ミシン針がおすすめ。

布を伸ばすと ↓

しましまリブパンツのつくり方

＊製図に縫いしろは含まれていません。裁ち方図を参考にして縫いしろをつけ、布を裁断します。
＊製図、裁ち方図、つくり方のなかの数字はすべてcm（センチメートル）です。

材料

表布（ボーダーヒッコリーニット）
……90cm幅　2m80cm

別布（リブニット）
……16cm幅　80cm

ゴムテープ
……3cm幅　70cm

製図

裁ち方図

つくり方

１　パンツの股下を中表に合わせ、縫う。縫いしろは2枚一緒にジグザグミシンをかけ、右パンツは前側に、左パンツは後ろ側に倒す。

２　バルーンワンピースのつくり方２～４【袖口布の付け方】を参考にし、裾布をつくり、付ける。

【袖口布の付け方】

３　表に返した左パンツを裏向きのままの右パンツの中に入れて、中表に合わせ、股上を縫う。補強のために、二重にミシンをかける（2度ミシン）。

４　左パンツを引き出し、股上の縫いしろを片側に倒す。

５　ウエストを三つ折りし、ゴムテープ通し口を縫い残して、縫う。

６　ゴムテープ通し口からウエストにぐるりとゴムテープを通し、端を縫って輪にする。長さはウエストに合わせて調整する（作品は64cm）。

〈デザイン・制作・文字・デザイン画／天野千鶴（ミルツル）　撮影／大森忠明　スタイリング／西森 萌　つくり方イラスト／小崎珠美〉

Milleturu（ミルツル）
様々な “着たい ”にこたえるべく奈良県大和郡山市でアパレルブランドとお裁縫教室をしています
ホームページ
https://milleturu.com/
ウェブショップ
https://milleturu.shop/
インスタグラムアカウント
milleturu

※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです