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おまもりルームより
ふっくらとした愛を込めて。
上の写真)
ピンときたり、気になったり。フラワーエッセンスを選ぶには、フラワーカード(上)、オラクルメッセージカード(下)などからヒントを得る方法もある。
冷静な思考を取り戻す「ホワイトチェストナット」
「不安定な状況が続くいまの“おまもり”として、ぜひフラワーエッセンスを活用してほしい!」と、花療法家の谷口みよ子さん。
前回は、崩れた心のバランスを取り戻す「クラブアップル」「ウォールナット」という、2種類のフラワーエッセンスをご紹介しました。
井尾:「いまだからこそ、というおすすめのフラワーエッセンスは、ほかにもありますか?」
谷口:「はい。まだいくつかあるので、続きをご紹介しますね」
ふたり:「ぜひ!」
谷口:「まず、思考面のサポートとして、“ホワイトチェストナット“というエッセンスがあります」
大段:「それは、どのようなテーマですか?」
谷口:「ああでもないこうでもないと、心配事や悩み事など、思考が繰り返し、頭の中でぐるぐる堂々めぐりをすることってありませんか? そういうとき、おすすめのエッセンスなんです」
大段:「考えてもキリがないことを、いつまでも考えてしまうことって誰しもありますよね」
井尾:「わかりますー! で、結局考えることに疲れ果ててしまう……」
谷口:「終わりのない思考に陥ると、私たちはたいてい悲観的になってしまって、エネルギーもどんどん消耗しますよね。そんなとき、ホワイトチェストナットは、近視眼的に物事を見るのではなく、少し離れた大きな視点で捉えて、必要な行動を起こしていけるよう、サポートをしてくれるものです」
ふたり:「おまもりにしたい!」
谷口:「このホワイトチェストナットは、離れたところから見ると、存在感があってとても美しい木であることがわかります。私たちの思考も同じで、まずはグルグルしているパターンをちょっとお休みして、違う視点で全体を見てごらん、ということが言えるんですね」
大段:「物事に入り込みすぎてしまったときのサポートになりますね」
谷口:「そうそう。ちょっと俯瞰してみれば、思ったほど悪くはないよねっていう、楽観的な視点も出てくるものです」
限界を超えるパワーをくれる「オリーブ」
井尾:「クラブアップルで浄化して、ウォールナットで大きな変化にのる自分を整えて、ホワイトチェストナットで俯瞰して……というところまできましたね(くわしくは前回参照してください!)」
谷口:「はい。次におすすめしたいのは、心身が消耗しているときのサポートになる“オリーブ”です。フラワーエッセンスというと、“効いているのかどうかよくわからない”という方もいる中で、オリーブだけは元気になるのがわかる、という声も結構多いんです」
大段:「なんと。それは試してみたいですね」
谷口:「薬ではないから、エナジードリンク的な成分ももちろんないんですけども。でもコロナウイルスの状況もいつまで続くかわからないですし、これまでだって頑張ってきたし。そういうギリギリの“もう力が残ってない!”というときにとると、オリーブはそこを越える力、またやるかっていう気持ちが湧いてくるんです」
井尾:「えー! すごい。っていうか、コロナの前から欲しかったです、ソレ」
大段:「たしかに(笑)」
*フラワーエッセンスの具体的な取り方は、谷口さんの下記リンクを参照ください。
http://spacehana.net/flower-essence/more/
大段:「オリーブにそういう力があるのはなぜですか?」
谷口:「まず、何千年も生きる、生命力の強い木であるということ。あとは太陽が大好きな植物で、光をいっぱい持っているということ。太陽がギラギラ輝く乾燥地帯でも育っていくし、葉っぱも自ら回転して光を取り入れようとする性質があります」
井尾:「たしかに、元気いっぱいな植物ですね」
谷口:「ノアの箱舟の話の中に、洪水が終わったのかどうかを調べるために、ノアが鳩を放つシーンが出てきます。その鳩は、オリーブの枝をくわえて戻ってきました。そこでノアは、洪水が終わったことを知ったんです」
ふたり:「ほほぉ……」
谷口:「なので私たちからすると、疲労や苦しみを乗り越えた先の新しい世界の象徴ともいえますよね」
生活のなかで、身近なおまもりにしていただきたいフラワーエッセンス。
次回は最終回として、「フラワーエッセンスとは何か」の総まとめです。お楽しみに!
◇ ◇ ◇
谷口 みよ子(たにぐち・みよこ)
花療法家、講師、翻訳者。フラワーエッセンスの個人セッションや講座などを行う「スペースハナ」を主宰。冊子の編集、ワークショップや英国ツアーの企画・運営など、幅広くフラワーエッセンスの仕事に携わる。訳書に『エドワード・バッチ著作集』(ジュリアン・バーナード編、BAB出版)『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』(ジュリアン・バーナード著、英国フラワーレメディー・プログラム)がある。
個人セッションなどの詳細は、http://spacehana.net
大段まちこ(おおだん・まちこ)
フォトグラファー。かわいいもの、雑貨、ファッションなどをテーマに女性誌やライフスタイル誌で活躍。共著に『花と料理』(リトル・モア)などがある。
http://odanmachiko.com/
井尾淳子(いお・じゅんこ)
フリーライター&編集。子育て雑誌の編集経験を経て、現在は書籍、Webコンテンツなどの編集、執筆を中心に活動。