• 素材で体をあたためて、見た目で心をあたためる。そんな冬ならではの楽しみを、巣巣の岩崎朋子さんに伺いました。
    (『天然生活』2018年2月号掲載)

    巣巣 岩崎朋子さん
    気持ちが上がる色やデザインも大事

    シープのウールガーゼボーダー

    画像: シープのウールガーゼボーダー

    友人のブランド「シープ」のウールガーゼボーダーは、神奈川・茅ケ崎のお店で2015年に購入したもの。

    ウールガーゼ100%で、ふんわりと軽い質感が特徴。シルクスクリーンでプリントしたからこそのボーダー柄のかすれ具合や、赤の絶妙な色合いが気に入っている。

    デニムやダウンベストを合わせて着ることが多い。

    パハロのニットキャップ

    画像: パハロのニットキャップ

    友人の紹介で出合った神奈川・鎌倉の帽子ブランド「パハロ」。黒田真琴さんが手がけている。

    岩崎さんは、冬用のニットキャップ以外に、夏用の帽子も愛用。

    「自分にしっくりくる色の組み合わせのものが見つかります。全身モノトーンの装いでも、帽子が明るい印象にしてくれるので重宝しています」

    パップスのカーディガン

    画像: パップスのカーディガン

    ラトビアの民芸市で出会った素敵な女性が手がける「パップス」というブランドのカーディガン。あたたかなウール100%。

    お店用に買い付けたものを、自分用にも購入した。ボルドー、ブルーの色展開も。

    岩崎さんは、白いワンピースと合わせたり、ボーダートップスと合わせたりして着ているそう。

    ラトビアのニットコート

    画像: ラトビアのニットコート

    ラトビアの民芸市で惚れ込み、自分用にと求めた一着。モヘア100%で、驚くほど柔らかい。

    ボリュームがあるけれど、軽く、あたたかいところが気に入っているそう。縁にメタリックな糸を使っているのがアクセントになっている。

    合わせたのはリトアニアの「GIEDRIUS」というブランドのリネンのスカート。

    スウェーデン(右)とラトビア(左)のミトン

    画像1: スウェーデン(右)とラトビア(左)のミトン

    右は3年前、ラトビアに向かう途中、スウェーデンの民芸品店で購入したもの。

    圧縮ウールがとてもあたたかいので、寒い日には欠かさずに身に着けている。

    左はラトビアの民芸市で購入。

    いつも直感で “いい” と思ったものを20個ほど買い付けるなかから、自分用にするものも。

    どちらも色づかいに魅了された。

    ◇ ◇ ◇

    ラトビアに魅せられて15年。

    年1回、6月の民芸市へ買い付けに訪れるうちに、岩崎朋子さんのワードローブにはラトビアのハンドクラフト物が増えていきました。

    「ラトビアの冬はマイナス30℃を下まわる厳しさ。その寒さをしのぐためのニットアイテムは、種類が豊富で、色がとてもきれいです。日本にはない色の組み合わせで、とてもカラフルだけれど、なぜか気持ちが落ち着くんです」

    カラフルなニットアイテムを白のワンピースに合わせるのが、マイブームなのだそう。

    そんな岩崎さんの冬の定番は、ニットのパンツやレッグウォーマーなどの小物で肌をあたため、アウターはダウンで完全防備。

    愛媛・大洲のおいしい麦味噌「たつみみそ」でつくる朝・昼のお味噌汁や、生姜パウダーを入れる紅茶や豆乳チャイで、内側から体をあたためることも忘れません。

    買い付けは直感で即決するという岩崎さん。

    自分の感性を刺激してくれるモノやコトとの出合いも、体温を上げてくれる大切な要素。

    「実際のあたたかさだけでなく、好みの色合いやデザインによって、身に着けていて自分のテンションが上がることも大切だと思います」

    2016年から友人たちと始めたバンド活動も、体を内側からあたためる秘訣のようです。

     

    〈撮影/kumonmiwa 取材・文/安達 薫〉



    画像2: スウェーデン(右)とラトビア(左)のミトン

    岩崎 朋子(いわさき・ともこ)
    巣巣店主。世田谷区等々力で16年続けた家具と雑貨の店を閉店し、2020年6月富山県立山町で再オープン。New巣巣は雑貨を中心としたお茶も飲めるお店。バンド「草とten shoes」リーダー。
    https://www.susu.co.jp/
    富山県立山町鋳物師沢201−6
    12月中旬から2月末までの間、店舗は冬季休業中。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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