栄養たっぷり! 野菜のすりおろしみそ汁
ごろごろ食材のみそ汁も食べ応えがあっておいしいですが、風邪をひいたり、ちょっと胃が重たいなというとき、野菜のすりおろしみそ汁がおすすめです。すりおろすことで、消化にもよく、とろりと仕上がるので、体も温まります。
長芋やれんこん、大根なんかもおすすめです。さらに、しょうがも一緒にすりおろして加えれば体がぽかぽか、酒粕や溶き卵を加えれば、栄養価もアップしてまろやかに仕上がります。
ちなみに、れんこんでつくる時は皮ごとすりおろすのがおすすめ。皮の部分に香りや栄養もあるので、ぜひ丸ごと使ってみてください。れんこんのすりおろしみそ汁には香味野菜を少しプラスするとよりおいしいです。ざく切りにした三つ葉などとてもよく合います。
ゴロッと鶏手羽が入った参鶏湯風のみそ汁で元気に
今回ご紹介するのは、とくに元気を出したい時に飲む、すりおろしみそ汁。鶏手羽をコトコト煮込んで、すりおろした長芋でとろりと仕上げる、栄養たっぷり参鶏湯風のみそ汁です。
手羽元や手羽先など骨付きの鶏を買うときは、少し多めに買ってみそ汁用にするのもおすすめ。鶏肉のうま味がたっぷり出るので、だしいらずでおいしくつくれます。松の実、クコの実、しょうがも入れて参鶏湯風に。
お腹にたまるみそ汁なので、これひとつで満足です。最後に加えるみその量は、水分の蒸発量によるので味見をして加減してくださいね。
おろし長芋の参鶏湯風みそ汁のつくり方
材料(2~3人分)
◎ 鶏手羽元 | 4本(200g) |
◎ 長芋 | 100g |
◎ 長ねぎ | 1本 |
◎ しょうが | 1片 |
◎ 酒粕 | 30g |
◎ (A)松の実、クコの実(あれば) | 各小さじ1 |
◎ 塩こしょう | 各少々 |
◎ みそ | 大さじ1/2〜 |
つくり方
1 長ねぎは青い部分も含めて5cmの長さに切る。長芋はすりおろす。しょうがは皮ごと薄切りにする。
2 鶏手羽元は水洗いして水気をふきとり、骨にそって切り込みを入れ、塩こしょうをすり込む。酒粕は耐熱皿にいれて水大さじ1をかけ、ふわりとラップをして電子レンジ600Wで30秒加熱し、よく混ぜておく。
3 鍋に水500ml、鶏手羽元、長ねぎ、しょうが、(A)を入れ、蓋を少しずらしてのせ、中火にかける。煮たったらアクをとりのぞき、酒粕を加えて再び蓋を少しずらしてのせ弱火で20分煮込む。
4 すりおろした長芋、みそを加える。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
●Instagram:@misa_enomoto
https://www.instagram.com/misa_enomoto/
●YouTube:「榎本美沙の季節料理」
https://www.youtube.com/channel/UCGiEIACoA-INiZuSFhoksYA