• スーパーやコンビニで、いつもの買い物ついでに、ついつい買っちゃうおやつ。昔からずっと好きだったあの味、いま見てもかわいいパッケージ。無意識に選んでいるようでいて、そのおやつの先には大切な思い出や、忘れられないエピソードがありました。今回は、堀川波さんの明治「ツインクル」のお話。

    卵の形がコロンとかわいいチョコレート〈ツインクル〉

    見せびらかしたくなるファンシーさ。

    画像1: 見せびらかしたくなるファンシーさ。

    発売から40年経ったいまも、世代を問わず多くの人に愛されている〈ツインクル〉。5色の銀紙に包まれた、コロンとかわいい卵の形が特徴的です。チョコレートの中には、金平糖やミンツなど5種類のお菓子。何が出てくるかわからない楽しさに、小学生の堀川波さんもワクワクしたんだそうです。

    「あのころは、とにかくサンリオに夢中でした。サンリオのものを買うために生きているといってもいいくらい好きだったんです。〈ツインクル〉も、どこかサンリオっぽいファンシーさを感じていたので、いまでも懐かしくてキュンときちゃうんですよね」

    パッケージや包み紙に描かれた、ピンク頭のかわいい女の子は「ツインクルちゃん」。星の国からやってきた妖精です。

    画像2: 見せびらかしたくなるファンシーさ。

    パッケージの中には、チョコレートのほかにシールも同封されています。
    このシールもまた、集めたくなるかわいらしさ。

    「当時120円だったので、しょっちゅう買えるような金額ではなくて。だから、遠足のとき友達に見せびらかすためのお菓子として必ず選んでいました。私はとにかく甘党なので、ツインクルの中身もチョコレートが好き。まずは振ってみて、中身がなにか当ててから、チョコと中身は別々に食べていた思い出があります」(堀川さん)

    画像1: 当時のプレスリリースより(画像提供:明治)

    当時のプレスリリースより(画像提供:明治)

    現在、いちご菓子、マーブルチョコ、金平糖、ホワイトチョコ、ハートラムネと中に入っているお菓子の種類がすべて異なる〈ツインクル〉。時代にあわせて、その中身は変化を遂げてきました。

    発売当初は、いちごクリームや小麦パフなど、いまよりやわらかそうな食感のものが多い印象。振ったときに、その音も楽しめるようになったのは最近のことなのかもしれません。

    世代を超えて愛される秘密。

    画像2: 当時のプレスリリースより(画像提供:明治)

    当時のプレスリリースより(画像提供:明治)

    「〈ツインクル〉は、ティーンの女の子向けに開発された商品。明治には、形のかわいさやユニークさを出した商品が多いので、ツインクルでは、卵形のかわいらしさを打ち出すことになりました。中身は時代背景を含めて都度変わっているものの、コンセプトである卵形やかわいらしさというところは変えずに40年間販売し続けています」(明治 カカオマーケティング部/齊藤圭哉さん)

    マイナーチェンジは続けながらも、基本的なところは変わっていないという安心感。だからこそ、大人になったいまでも、ついつい買い物かごに入れてしまうのかもしれません。

    「うちの娘も、小学生のころ大好きでした。きっといまでも好きだと思います」ふと呟いた堀川さんの言葉。いつの時代でも愛される商品ならではだと感じました。

    画像: 世代を超えて愛される秘密。

    ツインクル
    ■ 内容量:5粒
    ■ 価格:130円(税別)
    ■ メーカー:明治
    明治公式サイト 公式サイトを見る



    〈撮影/山田 耕司 取材・文/山下あい〉

    堀川 波(ほりかわ・なみ)
    1971年大阪生まれ。イラストレーター、手工芸作家。 著書に『48歳からの毎日を楽しくするおしゃれ』(エクスナレッジ)、『籐で作るアクセサリーと小物』(誠文堂新光社)ほか多数。インスタグラムでは「#堀川波コーデイラスト」のハッシュタグで、イラストとともにコーディネートのアイデアを紹介している。
    公式サイト:https://www.dottodot-works.com/
    インスタグラム:@horikawa._.nami



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