(『お手軽気血ごはん』より)
お手軽気血ごはん
春のごはん
春の臓器である「肝」を助けるために、緑色の野菜(菜の花、にら、キャベツ、せりなど)をたくさん食べましょう。
加えてこの時期は貧血対策が重要なので、レバーはもちろん、旬の貝類、いか、たこなどをよく食べて。のぼせがあったり、精神的に不安定になりがちな人には特に貝がおすすめです。
イライラしやすくなり、それによって胃腸の調子を崩す人も多いので、気の巡りをよくする柑橘類(特に皮。マーマレードがおすすめ)やせりをとりましょう。
味つけは全体的にさっぱりしたものを。
春のおすすめ食材
菜の花、キャベツ、せり、アスパラガス、山菜、スナップえんどう、柑橘類、貝類、いか、レバー、かつお、まぐろ、など
健康な人でも、春は貧血に注意しなくてはいけない時期。気血両虚の人はさらに念入りに、普段から対策をとるようにしましょう。
◇ ◇ ◇
お手軽気血ごはん 春の料理
菜の花とほたるいかのパスタ
肝を助け、解毒効果のある菜の花に、血を補うほたるいかを。パスタは少なめにして、副菜をつけ加えるといいでしょう。
材料(2人分)
● 菜の花 | 1/2束 |
● ほたるいか | 1パック(150g) |
● パスタ | 150g |
● にんにく(薄切り) | 1かけ分 |
● 塩 | 小さじ1 |
● オリーブオイル | 大さじ1 |
つくり方
1 菜の花は茎と花に分け、茎は斜め切り、花は食べやすい大きさに切る。
2 鍋にたっぷりの湯を沸かし、パスタを袋の表示どおりゆでる。
3 フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて火にかけ、菜の花、ほたるいかを炒める。パスタのゆで汁お玉1~2杯、塩を加え、汁気をきった2を混ぜる。
1匹まるごと食べられるほたるいかは、この時期ぜひ食べておきたい食材。貧血や目の疲れの改善、不眠にもいいとされています。
当記事は『お手軽気血ごはん』(文化出版局)からの抜粋です
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〈調理・撮影/瀬戸佳子 イラスト/あおむろひろゆき〉
瀬戸佳子(せと・よしこ)
国際中医薬膳師。登録販売者。早稲田大学理工学部卒、同大学院理工学研究科修了。北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)薬膳科卒業。会社員を経て、東京・青山の「源保堂鍼灸院」にて、「簡単、おいしい、体によい」をモットーに、東洋医学に基づいた食養生のアドバイス、レシピ提案を行う。鍼灸院併設の薬戸金堂で、漢方相談も行っている。著書に、『1週間で必ず体がラクになる お手軽気血ごはん』(文化出版局)がある。
源保堂鍼灸院・薬戸金堂
https://genpoudou.com/
大きな病気をしているわけじゃないのに、いつも体調がイマイチ。
そして、新しい何かを始めるのがおっくうで、いつもクヨクヨ思い悩む性格。
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