夏野菜たっぷりの山形の郷土料理「だし」
こんにちは、榎本美沙です。だんだんと気温も高くなってきましたね。
今日は、私の大好きな料理、これからの暑い日をさっぱり乗り切るのにおすすめな、夏野菜をたっぷり使った山形の「だし」をご紹介したいと思います。
「だし」は山形の郷土料理で、刻んだ夏野菜と調味料などを混ぜ合わせる料理。山形の定番料理ですが、山形以外でも人気で、最近はスーパーや料理店でも見かけます。
私も「だし」ファンのひとり。ざくざくと切った、みずみずしいきゅうりやなす、そして香りのよい青じそ、みょうがなどの香味野菜、昆布のとろとろも加わって癖になる一品です。
私は黒酢を加えて、さっぱりとしら味わいに仕上げています。切って混ぜればでき上がるのですが、これが冷蔵庫にあれば、もう安心。
ごはんはもちろん、豆腐にかけても、そうめんやうどんに合わせてもおいしいですし、刺身や蒸し鶏なんかにもよく合いますよ。
ということで、夏にはまだ少し気が早いですが、山形の「だし」をご紹介したいと思います。
山形の「だし」のつくり方
材料(2人分)
◎ なす | 1本 |
◎ きゅうり | 1本 |
◎ 青じそ | 4枚 |
◎ みょうが | 1個 |
◎ 細切り昆布(あればがごめ昆布) | 3g |
◎ A | |
・しょうゆ、みりん | 各大さじ2 |
・黒酢 | 小さじ1 |
つくり方
1 なす、きゅうりは5mm角程度、みょうが、青じそは刻む。なすは切ったそばから水にさらしてあくを抜き、ざるにあげて水分をしっかり拭き取る。
2 ボウルに1、細切り昆布、Aを混ぜ合わせる。ラップを敷きこみ、味がなじむまで15分ほどおく。
ポイント ひと晩おくとより味がしみます。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
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