• 無我夢中で子育てや仕事に没頭する時期を過ぎ、暮らしのスピードは少しずつゆるやかになっていきます。年齢を重ねても変わらない好きなもの。年齢を重ねたからこそ変化したやり方や工夫。そのどちらをも見せてくれる先輩の後ろ姿ほど心強いものはありません。主婦歴50年の坂井より子さんが台所に求めることは何か? 3世帯9人で暮らす台所にお邪魔しました。
    (『機嫌よくいられる台所 家事をラクにするためのマイルール』より)

    ものの指定席をつくる

    画像1: ものの指定席をつくる

    「台所のすべてのものに指定席があるんです」という坂井さん。

    「大きさ、形状、用途の異なるさまざまな台所道具や食器、食品を、自分にとって最も使いやすいよう配置しています。どこに何があれば使いやすいのか、長年の主婦経験をもとに考え続けてきました」

    たどり着いた基本の形は「よく使うものを一番取り出しやすいところに置く」こと。

    画像2: ものの指定席をつくる

    代表的なのが調味料です。塩、砂糖、小麦粉や片栗粉などの粉類は蓋付きの瓶に詰め替え、シンクの後ろにある収納棚の中央部に並べて配置。目線の高さに使用頻度の高いものを置くと、取り出しやすく便利です。

    画像3: ものの指定席をつくる

    しょうゆ、みりん、酒、酢、オリーブオイル、ごま油といった液体状の調味料は、細口の瓶に詰め替えてポアラー(ガラス瓶の注ぎ口につけて、液体を注ぎやすくするもの)を装着し、まとめてトレーにのせてコンロの横に。調理する際に、サッと手を伸ばすだけなので使いやすいそう。

    画像4: ものの指定席をつくる

    調味料は大容量のものを買い、コンロ下の引き出し収納にまとめて保管。それを小分けにして使うんです。重たい容器を使うたびに持ち上げるのは大変だし、大きなボトルは場所を取るから。ガラス瓶に詰め替えると中身が見えるのも便利ですね。ポアラーもおすすめ。蓋を開ける手間が省けるから片手で持ち上げて注げるし、一度にたくさん出すぎることもない。『どこに置くか』だけじゃなく、『どうやって置くか』も考えて決めると使いやすくなります」

     

    〈撮影/公文美和 文/片田理恵〉

    当記事は『機嫌よくいられる台所 家事をラクにするためのマイルール』(家の光協会)からの抜粋です


    画像5: ものの指定席をつくる

    坂井より子(さかい・よりこ)
    主婦。1946年生まれ。神奈川県葉山在住。子育てがひと段落舌30年前、自宅で料理教室を開催したことをきっかけに、家庭料理の作り方や暮らしの知恵を伝える活動を始める。主婦歴50年の経験と学びを活かした言葉は世代を超えて多くの共感を呼び、雑誌や書籍などで広く取り上げられるように。著書に『暮らしをつむぐ より子式・日々の重ねかた』(技術評論社)などがある。夫と娘夫婦、息子夫婦、孫3人との3世帯同居、9人暮らし。

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