お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
体が喜ぶ「米粉のはちみつレモンシフォンケーキ」。
しっかり泡立てた卵白の力を信じて、ベーキングパウダーは加えていません。同じ分量の薄力粉を米粉の代わりに使うと、生地はさらにふくらみますが、しっとり感ともっちり感、スポンジ生地のきめ細かさでは、米粉を使用した方が好みのシフォンケーキに仕上がりました。
これからの季節、生クリームよりもさわやかなレモンアイシングがぴったりな米粉のシフォンケーキ。
おうち時間がある方は米粉と薄力粉で食感と風味の違いを比べてみても、楽しいですよ!
米粉のはちみつレモンシフォンケーキのつくり方
材料(20cmのシフォンケーキ型1台分)
<シフォンケーキ> | |
● 卵黄 | 5個分 |
● 卵白 | 6個分 |
● はちみつ | 60g |
● きび砂糖 | 50g |
● 米粉 | 100g(薄力粉の場合も100g) |
● サラダ油 | 大さじ3 |
● レモン汁 | 30g |
● レモン皮 | 5g(飾り用に少し取っておく) |
<レモンアイシング> | |
● レモン | 小さじ2.5 |
● 粉砂糖 | 60g |
下準備
*レモンの皮をすりおろす。飾り用にとった皮は、キッチンペーパーなどに置き、水分を抜く。
*レモンをしぼる。
*卵黄、卵白を分ける。
*卵白は冷凍庫で15分ほど冷やす。
*オーブンは170℃に予熱する。
つくり方
1 シフォンケーキをつくる。ボウルに卵黄を溶きほぐしたら、はちみつを加え、泡立て器で混ぜる。
2 1にサラダ油を加え、さらに混ぜる。
3 2にレモン汁、レモンの皮も加え、混ぜる。
4 3に米粉を一度に入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
5 メレンゲをつくる。別のボウルに卵白を入れ、電動ミキサーで泡立てる。砂糖を3回に分けて加え、角が立つまでよく泡立てる。
[はなよりひと言]
メレンゲは角がピンとたち、ツヤがある状態まで泡立てます。泡立て過ぎるとカクカクな氷山みたいになるので注意。
6 メレンゲの1/4を4に加え、泡立て器でよく混ぜる。
[はなよりひと言]
メレンゲを少量加えると、生地が扱いやすくなります。
7 残りのメレンゲも加え、ヘラに持ち替え、切るように混ぜる。
[はなよりひと言]
メレンゲのふわふわ感(泡)をつぶさないように、生地に切り込むように手際よく混ぜます。底の部分もしっかり混ぜます。
8 型を回しながら、型に生地を流し込む。
[はなよりひと言]
生地の重さだけで、ゆらゆらと揺らしながら表面を均等にしていきます。生地は触らないようにします。
9 8を170℃に予熱したオーブンで焼く。20分ほど焼くと表面が焦げてくるので、オーブンの中でアルミホイルをかぶせる。さらに10分ほど焼く。
[はなよりひと言]
はちみつを入れているので表面が焦げやすいです。オーブン内の温度を落とさないように気をつけながら手早くアルミホイルをかぶせます。
10 型を逆さにして冷ます。
11 レモンアイシングをつくる。器に粉砂糖を入れ、レモン汁を加えてスプーンで混ぜる。
[はなよりひと言]
アイシングがゆるかったら粉砂糖を少し加えます。
12 切り分けたシフォンケーキにアイシングを垂らし、とっておいたレモンの皮をふりかける。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
インスタグラム:@hanalovestaco
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。