• 「カフェロッタ」は東京・松陰神社前にあるカフェ。店を構えて20年。店主の桜井かおりさんは、どんなときでも“楽しみ”を見つけるのが得意。さて、今日はどんな“楽しみ”が見つかるでしょうか。楽しみ探しの前に、まずは自己紹介から。

    はじめまして。桜井かおりと申します。

    東京・世田谷の松陰神社前にある、小さな喫茶店『café Lotta』

    東京、世田谷の松陰神社通り商店街で2001年より20年間、7坪の小さな喫茶店『café Lotta』(カフェロッタ)を営んでおります。

    が、残念なことに今年2021年9月末で店舗の老朽化により取り壊しで閉店が決まっています。

    この話は、またおいおいね。

    家族構成は、ひとつ年上の同業の夫、24歳(同じく同業。金沢でカフェを経営)と21歳の息子2人、14歳の愛犬つぶ。都内マンション暮らしです。

    画像: 店内には、アンティークのかごなど、お気に入りがいっぱい

    店内には、アンティークのかごなど、お気に入りがいっぱい

    モットーは『何事もどうせやるなら楽しもう!』
    同じ時間が過ぎるなら笑ったもん勝ち。

    タイトルが『雑記帖』ですからこれからいろいろ思いつくまま楽しいこと美味しいことをみなさんにおすそ分けしていきたいと思います。

    さてと。わたし、なかなかの楽しみを見つける天才です。
    が、これにはコツがあります。

    『楽しい』はそこらへんにころがっているもの。それに気づけるか、楽しめるかどうかだと思うの。

    アンテナ張ってキョロキョロするのも大切だけれども、しあわせのハードルを低くするのも幸せ者への近道になります。わたしはそれをうーんと低く設定しています。

    あと、人にも甘いけど自分にも甘め。でもこれはこの年齢になってやっと自分に甘くできるようになったの。

    日中は経営者としてスタッフやお客様にビンビンと気を使っているのに家でもなんか家事や育児のいろんなルーティンに縛られていたんです。ずっと。

    『ここまでやらないと寝ちゃいけない』『朝起きたらこれからやらないと1日が始まらない』
    みたいな、どーでもいいルーティンに。

    画像: カフェロッタのウィリアム・モリスの壁紙は、パリの大好きなカフェと同じ柄

    カフェロッタのウィリアム・モリスの壁紙は、パリの大好きなカフェと同じ柄

    2017年、カフェロッタ16年目に店をひとり営業に形態を変えました。(この話もまたいつかね)

    この頃からかなー? 『できないものはできない』『明日がんばればいいじゃん』と割り切れるようになったんです。

    そしたら、あらビックリ! なんだったの今までの変なルーティンは? サボってもどうってことないじゃん、と気分が楽になって楽しみを見つける視野がグーンと広がりました。

    店は9月末で閉店となります。が、そこからまたもう一段階ルーティンを緩める予定。

    20年担ぎ続けた重い荷物をよっこらしょと下ろして頭と身体にスキマを作って時間も大好きな旅も楽しみたいな。

    毎晩ベッドに入ったら頭からすっぽりと布団かぶって『今日も楽しかったー』って口角上げてニタッと笑うのも、ぜひ今晩から真似して欲しい。笑顔で眠れて笑顔で起きられます。

    読んでくださってありがとっ!



    画像: 東京・世田谷の松陰神社前にある、小さな喫茶店『café Lotta』

    桜井かおり(さくらい・かおり)

    「カフェロッタ」オーナー。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多い。初の著書『カフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)が出たばかり。
    インスタグラム:@kaorilotta

    カフェロッタ
    住所:東京都世田谷区世田谷4-2-12
    電話:03-3428-1126(営業は2021年9月末まで)



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