英国を感じるパッケージにテンションの上がる〈マクビティ 〉
幼少期から親しんできたザクザクのビスケット。
現在、3歳の娘がいるオガワさん。
まだチョコレートなどの甘いものはあげていないので、娘が保育園に行っている間、仕事が行き詰まると甘いものを買いにスーパーに出かけ、大人だけの時間に食べているんだそう。
キッチンに甘いものがあると、ついつい食べ過ぎてしまうので、都度買いに行くというルール。近くのスーパーでよく買うのが〈マクビティ〉のビスケットです。どんなところが好きなのか、話をうかがいました。
「子どものころから親しんできた味なんです。全粒粉のザクザクとした食感が好き。なんといっても素朴な味わいで、噛めば噛むほどおいしい。〈マクビティ〉って、チョコレートがかかっているタイプもあったので、昔はそのタイプに冷たい牛乳というのが定番のセットでした。牛乳にたまに浸けて、ぷよぷよになる食感を楽しんでいましたね」(オガワナホさん)
〈マクビティ〉の歴史は長く、1892年にスコットランドで世界初の全粒粉ビスケット “ダイジェスティブビスケット” の開発を成功させ誕生。小麦を丸ごと挽いた全粒粉ならではの食感がヒットし、イギリス全土で評判のブランドになりました。
その後もエリザベス女王陛下やウィリアム王子のために、ビスケットを使ったケーキの製作を手掛けているそう。英国王室御用達で、いまでは世界100カ国以上で愛されているブランドなんです。
本場イギリスではロールタイプで個包装なしのパッケージが主流。主食のようにたくさん食べるので、そちらのタイプの方が売れるそう。ロールタイプの包装、見た目もかわいくてテンションが上がりますが、実際に買ったら結局食べきれず、なんてことがありそうです。
「子どものころは、お菓子を制限されていたので、大人になったいま、反動で一気に食べてしまうんです。いつも半パック(8枚)くらいはいってしまうかな……」(オガワさん)
全粒粉を使っているから、なんとなく健康的、それに甘すぎない味で罪悪感も最小限……といったところでしょうか。たくさん食べてしまうオガワさん、もしかしたらロールタイプでもいけるかも!?
素朴な味わいだからこそ、アレンジは無限大。
「〈マクビティ〉の公式インスタグラムでもアレンジレシピを公開していますが、ツイッターなどでお客さまが独自にアレンジしている様子も楽しいんです。なかでも多く見られるのが、マクビティにアイスクリームを挟んで食べるというもの。私は息子とアイスを食べるときに、砕いたビスケットをのせてみましたが、これも想像以上においしかったですね」(モントワール 輸入部/杉田真由さん)
チーズケーキの土台に使ったり、黒柳徹子さんが音楽番組『ザ・ベストテン』にて紹介した、クッキー、牛乳、ホイップクリームのみでつくるビスケットケーキ「黒柳徹子ケーキ(!)」なるものに使ったり。
製菓に通じている人の中にはお菓子に使うビスケットいえば〈マクビティ〉というほどおなじみのビスケットです。
そのほか、東京・霞ヶ関にあるステーキ店「ルースクリス」でもチーズケーキに使用されているのがいるのが〈マクビティ〉。ステーキももちろんですが、チーズケーキだけを食べに訪れる人がいるほどおいしいのだそう。
そのまま食べてもおいしいのに、お菓子づくりにも、ちょっとしたスイーツのアレンジにも使えるビスケットなんてとっても優秀じゃありませんか!
初夏を迎えるこの時期に、お気に入りのアイスを挟んでご賞味あれ。
マクビティ (ダイジェスティブビスケット)
■ 内容量:12枚(2枚×6袋)
■ 価格:213円(税込)
■ 輸入者:株式会社モントワール ブランドサイトを見る
〈撮影/山田 耕司 取材・文/山下あい〉
オガワナホ(おがわ・なほ)
東京出身のイラストレーター。
ニューヨークの「ParsonsSchool of Design」イラストレーション科卒業。
在学中より、フリーランスのイラストレーターとして活動を開始。
日本だけにとどまらず、海外でも活躍し、書籍や雑誌、web、雑貨、文具など幅広い分野のイラストレーションを手がける。独特の色使いとイラストのタッチは、旅好きを思わせる魅力がある。
著書に『わくわく台北さんぽ』(誠文堂新光社)、『ナナとミミはぶかぶかひめ』(偕成社)など。
公式HP:https://naho.com/
インスタグラム:@nahoogawa_illustration