• 暑い時季におすすめのレシピを、料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんが教えてくれました。鶏むね肉の南蛮漬けに使う南蛮酢は、黒酢にだしを合わせるので酸味がやわらか。食欲がない日もサラダ感覚でペロリと食べられます。

    まるでサラダ! さっぱり味で食欲が進む「鶏むね肉の南蛮漬け」

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    個人的にも大好きな「黒酢」を使った、さっぱり料理をご紹介します。栄養豊富で体にうれしい黒酢、暑い時季におすすめです。

    夏になると食べたくなる料理のひとつに、さっぱりの南蛮漬けがあります。暑い夏に揚げ物は少し大変ですが、この南蛮漬けは揚げずにつくれるので、気軽にお試しくださいね。

    私は、南蛮酢に黒酢を使うことが多いです。

    画像: まるでサラダ! さっぱり味で食欲が進む「鶏むね肉の南蛮漬け」

    黒酢を使うとコクが出て、まろやかな南蛮酢に。だしも使った南蛮酢なので、角がないさっぱりとした風味です。酸味が苦手な方でもおいしく食べていただけるかな、と思います。こちらの南蛮酢は、応用が効くのでぜひいろいろとアレンジしてみてくださいね。

    南蛮漬けというと‟アジ”が定番ですが、このメニューは鶏むね肉でつくります。そぎ切りにした鶏むね肉に粉をつけて、弱めの火で加熱することで、しっとりと仕上げます。

    野菜もたっぷり使って、食欲がないときでもサラダ感覚で、パクパクと食べられるおかずです。冷やしてもおいしいので、次の日までぜひ楽しんでくださいね。

    そして次回は、黒酢と同じ「黒」なのですが番外編! なんと「黒い甘酒」について、ご紹介します。どうぞお楽しみに。

    鶏むね肉の南蛮漬けのつくり方

    画像: 鶏むね肉の南蛮漬けのつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ◎ 鶏むね肉(皮なし)大1枚(300g)
    ◎ 紫玉ねぎ1/2個
    ◎ にんじん1/3本(50g)
    ◎ 三つ葉1株
    ◎ 薄力粉大さじ1
    ◎ サラダ油大さじ3
    ◎ A
    ・だし汁150mL
    ・しょうゆ、黒酢各大さじ2
    ・みりん大さじ1
    ・赤唐辛子(輪切り)1/2本分
    ・かぼす(あれば)適量

    つくり方

     紫玉ねぎは縦薄切り、にんじんは細切り、三つ葉は3cm長さのざく切りに、かぼすは輪切りにする。鶏むね肉はそぎ切りにし、薄力粉を薄くまぶす。

    画像1: つくり方

     Aを保存容器に入れて混ぜる。

     フライパンにサラダ油を注いで中⽕で熱し、鶏肉を入れて片面1〜2分ずつ焼き、熱いうちにの保存容器に入れる。

    画像2: つくり方

     保存容器に紫玉ねぎ、にんじん、かぼすをのせてラップを敷き込む。味がなじむまで15分ほどおき、食べる直前に三つ葉を合わせて盛り付ける。

    画像3: つくり方


    画像4: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
    著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。

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