• 料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんが、見た目も味も印象深い黒い甘酒黒麹甘酒とヨーグルトのスムージーのつくり方を教えてくれました。栄養価が高く、清涼感のある飲み口は、うだるような暑い時季に元気をくれる一杯です。

    のど越しさっぱりの「黒い甘酒」と「黒麹甘酒とヨーグルトのスムージー」

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    突然ですが、‟黒い甘酒”をご存知でしょうか? 暑くて元気がなくなりがちなこの時季に、ぴったりの黒い甘酒をご紹介したいと思います。

    普通の甘酒は白いですが、黒い甘酒もあります。「黒い甘酒って何?」と思われる方も多いと思うのですが、黒い甘酒というのは「黒麹」を使った甘酒のことです。この黒麹の色で、甘酒も黒く仕上がるのです。

    画像1: のど越しさっぱりの「黒い甘酒」と「黒麹甘酒とヨーグルトのスムージー」

    黒麹をつくっているのは、愛知県西尾市にある「みやもと糀店」の宮本貴史さん。宮本さんの黒麹でつくる黒い甘酒は、クエン酸が豊富で、フルーツのようなおいしい酸味もあって、とってもおいしいのです。

    夏になると、私も黒麹の甘酒をよく飲みたくなり、しっかり冷やして飲んでいます。

    画像2: のど越しさっぱりの「黒い甘酒」と「黒麹甘酒とヨーグルトのスムージー」

    麹をつくるために不可欠なのが「麹菌」ですが、実は麹菌にも種類があり、「黄麹菌」、「黒麹菌」、「白麹菌」、「紅麹菌」などさまざま。

    味噌やしょうゆなど、なじみのある発酵食品は「黄麹菌」からできているものが多く、市販の麹もほとんどが「黄麹菌」によるもの。一方で、黒麹は「黒麹菌」によるものです。

    黒麹菌は、主に泡盛などの焼酎をつくるのに使われていて、クエン酸をたくさんつくるのが特徴。そのため、甘酒もフルーティーでさっぱりとした風味になります。

    よく「甘酒を過発酵してしまい酸っぱくなりました」といわれることも多いですが、その酸味とはまた違うフルーティーさ。ぜひ味わっていただきたいです。

    みやもとさんの黒麹は、オンラインショップ「りんねしゃ 」でも購入できます。よろしければお試しくださいね。

    ちなみに黒麹の甘酒のつくり方は、こちらの記事「ジッパー袋で失敗しらず、手作り甘酒 」と同様にできます。

    画像3: のど越しさっぱりの「黒い甘酒」と「黒麹甘酒とヨーグルトのスムージー」

    でき上がったらジッパー付きの保存袋に入れ、薄い板状にして冷凍庫で凍らせると、パキッと折って使えるので便利ですよ。

    画像4: のど越しさっぱりの「黒い甘酒」と「黒麹甘酒とヨーグルトのスムージー」

    この黒麹の甘酒を使った、ヨーグルトスムージーのつくり方をご紹介します。ヨーグルトとは、発酵食品同士で相性がよく口当たりもさわやか。ブルーベリーを加えて、すっきり飲みやすいスムージーなのでぜひ。

    来月は、暑い時に食べたくなる‟辛いもの”について書かせていただく予定です。よろしければご覧くださいね。

    黒麹甘酒とヨーグルトのスムージーのつくり方

    画像: 黒麹甘酒とヨーグルトのスムージーのつくり方

    材料(2人分)

    ◎ 黒麹の甘酒(凍らせたもの)100g
    ◎ プレーンヨーグルト100g
    ◎ ブルーベリー60g

    つくり方

     すべての材料をミキサーにかけ、グラスに注ぎ入れる。お好みではちみつを少々加えても。



    画像: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
    著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。

    ●Instagram:@misa_enomoto
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