暑い夏に食べたいカレーは発酵食品との相性抜群!
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
夏はさっぱり涼やかなものをいただくのもよいですが、辛いものも食べたくなりますよね。
個人的にも辛いものがとっても好きなので、8月は暑い時期に食べたい、発酵食品を使った「からいもの」をいろいろご紹介できたらと思っています。
今回は、辛いものの王道、カレー。
カレーはスパイスを感じながら「はふはふ」と汗をかきつつ頬張るのが醍醐味。夏にぴったりの料理ですね。そして、実はカレーは、発酵食品とも相性抜群なのです!
私はカレーをつくるときに、隠し味として仕上げに味噌やしょうゆを入れることが多いです。キーマカレーも、チキンカレーも、種類を問わずコクが増して、味が決まりますよ。
こちらはキャベツキーマカレー。
味噌で仕上げています。キャベツと味噌の相性もとてもよいので、全体がよくまとまります。季節の野菜とそれにあった発酵食品の組み合わせを考えるのも楽しいのです。
味をマイルドに仕上げたい時は、甘酒をプラスするのがおすすめです。お肉を甘酒で漬けておき、そしてその甘酒ごとカレーに入れればOK! 辛さがまろやかになり、食べやすく仕上がりますよ。
肉を柔らかくし、深みのあるカレーに仕上げるヨーグルト
今回ご紹介するのは、特に夏におすすめしたい、ヨーグルトポークカレー!
ヨーグルトとスパイスに、ごろごろと切った豚肉を漬け込みます。ヨーグルトに漬けることで豚肉がしっとり柔らかく仕上がります。
カレーにヨーグルトを足すと、乳製品のコクとさわやかさが加わり、深みが増した、おいしいカレーに仕上がります。ぜひ、お試しくださいね。
次回は、カレーに合わせたい「甘酒ナン」をご紹介します。よろしければ、そちらもお楽しみに。
スパイス4つで本格! ヨーグルトポークカレーのつくり方
材料(3〜4皿分)
◎ 豚肩ロース(一口大に切る) | 400g |
◎ 塩 | 小さじ1/2 |
◎ こしょう | 少々 |
◎ ヨーグルト(プレーン) | 大さじ5 |
◎ 玉ねぎ(みじん切り) | 2個分 |
◎ トマトホール缶 | 1缶(400g) |
◎ にんにく、しょうが(すりおろし) | 各1片分 |
◎ サラダ油 | 大さじ2 |
◎ クミンシード | 小さじ1 |
◎ A | |
・コリアンダーパウダー | 大さじ1と1/2 |
・ターメリックパウダー、カイエンペッパー | 各小さじ1 |
◎ しょうゆ | 大さじ1程度 |
◎ パクチー(ざく切り) | 1株 |
◎ ごはん | 適量 |
つくり方
1 豚肉は一口大に切り、塩、こしょうをすりこんでジッパー付き保存袋に入れ、ヨーグルト、Aを加えて一晩おく。
2 鍋にサラダ油、クミンシードをいれて強めの中火にかけ、泡が出て香りが出てきたら、玉ねぎを加える。玉ねぎに一度油を絡めたらしばらく触らずにおき、焼き目がついてきたら、きつね色になるまで炒める。
3 にんにく、しょうがを加えて香りが出たら、トマトホール缶を加えて、トマトを潰しながらペースト状になるまで炒める。
4 豚肉を漬けだれごと加えてペーストを絡める。
5 湯500mLを加えて、沸騰したら強めの弱火にして弱い沸騰を保ち、たまにかき混ぜながら20分煮込む。しょうゆを加え、味見をして味をととのえる。ごはん、カレーを盛り付け、パクチーを添える。
ポイント
水分の蒸発量によって味が変わるので、しょうゆの量は調整してください。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
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