切り方によって七変化する食材「れんこん」
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
9月は、そろそろ根菜がおいしくなってくる季節。
秋の味覚は、しょうゆ、みりん、酒など、普段使いの発酵調味料と相性抜群のものが多いです。
そこで今月は、「いつもの発酵調味料」を存分に使っておいしく仕上げる、秋の味覚料理をご紹介します。
今回は「れんこん」。
れんこんは切り方によって、本当に七変化する食材だなぁと思います。おいしいですし、楽しみ方がたくさんあるので、わが家では秋から冬にかけて大活躍します。
定番の切り方は、輪切り。れんこん特有の穴が、模様のようでかわいらしく仕上がります。
分厚く切ればメインのようなステーキに。
薄く切れば、軽い食感でパンと合わせてもおいしいです。
それから、繊維に沿って切る、縦切りもおすすめです。
繊維を断ち切らないので、れんこんのシャキッとした食感が楽しめます。
縦切りのれんこんは唐揚げがおすすめ。
YouTubeでもご紹介しているので、よろしければご覧くださいね。
今回は、れんこんをすりおろしてつくる「れんこんもち」をご紹介します!
おろしたれんこんは、片栗粉と合わせて、もちもち食感のれんこんもちに仕上げます。
定番発酵調味料、しょうゆ、みりん、酒とお砂糖で、この時期に食べたくなる、甘辛い味付けに。
しっかり味で冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめです。
れんこんもちのつくり方
材料
● れんこん | 360g(2節程度) |
● 片栗粉 | 大さじ4 |
● サラダ油 | 大さじ2 |
● 塩 | ひとつまみ |
● A | |
・しょうゆ、砂糖、みりん、酒 | 各小さじ2 |
つくり方
1 れんこんは2〜3mm幅で4枚輪切りにし、水にさらしておく。残りは皮ごとすりおろし、軽く水気を絞る。
2 1に片栗粉、塩を加えて混ぜ合わせ、4等分にする。
3 フライパンにサラダ油を中火で熱し、2を丸め入れて上から軽く押して円形に形をととのえる。上に輪切りのれんこんをのせる。
4 片面焼き色がついたら上下を返す。両面香ばしい焼き色がついたら余分な油を拭き取り、Aを加え絡め、とろみがついたら皿に盛り付ける。
次回は秋のごちそう、「いくらのしょうゆ漬け」をご紹介します。こちらもお楽しみに。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
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