インドではたくさん食べるお豆のカレーで、体にやさしい一品です。
マバニ家の「チャナダル」のつくり方
チャナダルは一般的なひよこ豆よりも、ひとまわり小さいひよこ豆の皮を剥いて半分に割ったもののことを言います。
ベジタリアンの多いインドでは、豆を使った様々なカレーがあります。
スパイスをきかせて食べ応えのある豆のカレーを是非お試しください。
材料
● チャナダル | 1カップ |
● 植物油 | 大さじ1 |
● ギー | 小さじ2 |
● A | |
・乾燥赤唐辛子(半分にちぎる) | 1本 |
・グリーンカルダモン | 4個 |
・クローブ | 4個 |
●ヒング | 小さじ1/4 |
●赤玉ネギ中(みじん切り) | 3/4個 |
●カシミールチリパウダー | 小さじ1 |
●トマト小(みじん切り) | 1個 |
● B | |
・生姜・ニンニク(すりおろし) | 各小さじ2 |
・青唐辛子(へたを除きぶつ切り) | 1本 |
・コリアンダーパウダー | 小さじ1強 |
・クミンパウダー | 小さじ1 |
・ターメリック | 小さじ1/4 |
● 香菜(みじん切り) | 大さじ2 |
● 塩 | 小さじ1 |
● C | |
・ガラムマサラ | 小さじ1/4 |
・カスリメティ | 小さじ1/4 |
・チャットマサラ | 小さじ1/4 |
準備(チャナダル)
1.豆をボールに入れ、水を入れて洗い水を捨てることを4回ほど繰り返す。
2.ボールに水を切った豆・水700mLを入れ4時間ほどつける。
3.鍋で豆の粒が指先で簡単に潰れる程度になるよう加熱しておく。
*圧力鍋で調理する場合には、つけ置き時間1時間程度で、各圧力鍋の調理時間にそって、指先で潰れる程度に加熱する。
つくり方
1 厚手の鍋に油・ギー・Aを入れて弱めの中火で温める。
2 乾燥赤唐辛子が膨らんできたら、ヒングを加え混ぜ、玉ねぎも加え混ぜながら加熱する。
3 玉ネギが柔らかくなり、角が茶色くなってきたら火を弱め、カシミールチリを加えて混ぜながら油となじませる。
4 油が赤くなり艶やかになったら、トマトを加え時々混ぜながら加熱する。
5 トマトが崩れ水分も飛びペースト状になったら、Bも加え混ぜながら油となじませる。
6 準備した豆を煮汁ごと全て加え、香菜・塩も加え弱めの中火で加熱する。
7 香菜がしんなりとしたら、Cも加え、必要なら塩(分量外)も足し、蓋をして1分ほど加熱する。
もっと美味しく作るために(豆の柔らかさ):
・仕上がったカレーは、豆が少し潰れたものと、豆の形がしっかり残っているものがあるとより美味しく召し上がれます。形が残っている豆の柔らかさは、ホロっと口の中で潰れるのが目安です。煮込みすぎて全ての豆がペースト状になったり、また逆に硬いのではせっかくの味が台無しになります。豆はつけ置き時間を長くすると調理時間も短縮できるので、早めに準備しておくことがオススメです。
・仕上がったダルは置いておくと豆が水分と塩分を吸収してしまいます。その際には熱湯や塩を加えて調整してください。
Copyright © Masako Mavani All Rights Reserved.
〈料理/マバニ・マサコ 撮影/林 紘輝〉
マバニ・マサコ
インド料理・スパイス料理研究家。嫁ぎ先で継承されてきたインドのアーユルヴェーダ的考えを取り入れながら、素朴なスパイス使いと癒される味を日本の家庭に紹介している。著書に『いちから始めるインドカレー』(柴田書店)ほか。新著製作中。Instagramでは日々の料理をUP。
新刊『西インド料理はおもしろい 食文化とともに味わう、本格カレーとスパイス料理』amazonで見る が発売中。
◇ ◇ ◇
オススメのスパイス屋さん
アンビカベジ&ヴィーガンショップ蔵前
〒111-0051
東京都台東区蔵前3-19-2 アンビカハウス 1F
営業時間:11:00~20:00
年中無休(年末年始を除く)
都営浅草線「蔵前駅」または、都営大江戸線「蔵前駅」より徒歩5分