大好きな、わが家の台所のこと
みなさんこんにちは。愛媛で小さな自給自足を楽しんでいる池田じゅんみです。
今回はわが家の暮らしを支える大事な台所についてお話したいと思います。
台所は、新居のログハウスを建てる際に、特にこだわったスペースです。
難しい設計図とにらめっこし、まっさらな愛媛での暮らしをワクワクしながら妄想していたあの頃。「これからの人生は、もっと料理する時間が増えるだろう」と確信していましたし、私には「作業スペースが広くて快適な空間にしたい」という強い想いもありました。
最初に決めたのが、このオールステンレス製の台所です。
仕事柄、キッチン設備に詳しい夫に相談しながら、できるだけ色や柄のないシンプルなデザインを選びました。
家が完成した当初は、台所だけで広々とスペースを取りすぎたかも……なんて不安に思ったけれど(夫も息子も料理も洗い物もするし、みんなが使いやすい場所にしたいし)、結果、私たち家族には、大正解でした。
収納はDIYで
収納は、吊戸棚は設けず、壁面にオープン棚を夫と造作。アイアン製の四角いフレームと、家づくりででた廃材の無垢の板を組み合わせてつくりました。
深すぎず浅すぎずのちょうどよい奥行で、大きなお鍋やトースターもぴったり収まるところが気に入っています。
ほぼ毎日使うお気に入りの1軍の道具たちが、取り出しやすく、しまいやすく、使いやすくなりました。
台所を選ぶときに悩む、あのこと
「キッチンカウンター、どうする?」
98cmの奥行が深い対面式カウンターを選びました。
換気扇の下で調理しながら食べたい焼肉や餃子などをつくる日にはカウンターが食卓に。そのほかにも、友人たちとパンづくりを楽しんだり、取り込んだ洗濯ものをアイロンがけして畳んだり、息子の工作の作業台になったり。食事や調理以外でもマルチに使えて大活躍しています。
熱さや汚れに強くて丈夫なフラットのステンレス製のキッチンって最強なのかもしれません。
「ガスにするべきか、IHにするべきか」
もし、お鍋吹きこぼし選手権があったら、ぶっちぎりで金メダルの私……。
そんなわけで、
一番苦手で大嫌いなガスコンロの五徳掃除をしなくてよくなるIHを熱望しました。
おかげで、こまめに拭き掃除をしようと思える、見事な家事の成長を遂げ(おおげさですけど、本当に感動もの)、ストレスフリーできれいな状態を保てています。
立てかけているアルミのお皿とざるは、調理で出る野菜くずなどを庭のコンポストへもっていくためのもの。マグネットフックにかけた鍋つかみは手づくりしました。
完成当時、IHコンロ前に油跳ね防止のパーティションを設置していたのですが、使い始めてからあまり必要ないと感じて、思い切って処分しました。さらに開放的になり、快適さがアップしています。
パントリーには、好きなものを好きなだけ
冷蔵庫の左側にパントリーをつくりました。こちらには主に食品類をしまっています。
掃除や片づけが億劫にならないように家全体の物量はできるだけ少なめにと意識していますが、ここだけは別。大好きなものを好きなだけ飾っていいと自分を許している場所でもあります。
どの角度からも見えにくいパントリー左側の棚には、トイレットペーパーや洗剤やごみ袋などの生活用品を。インスタント食品や缶詰などの防災を意識したローリングストックも1カ所に集結させ、ひと目で在庫がわかるようにしたら、とても管理しやすくなりました。
収納しているもの
●自家製味噌 ●自家製梅干し ●常温保存の野菜 ●米や小麦粉
●スパイス類 ●果実酒 ●乾物などの保存食
●洗剤などの生活用品 ●レシピ本 ●アロマオイル ●防災アイテム など
おまけの話「台所掃除のこと」
丸見えの台所にしてから、自然とこまめな掃除と片づけもできるようになりました。
わが家のいつもの掃除風景。椅子をテーブルの上にあげて、床は掃除家電のルンバに任せて、私はサササッと拭き掃除。
台所掃除のマイルール
「シンク上に、ものを置いたままにしない」
なんといっても、拭き掃除をしやすくするためです。
IHも含めてフラットな平面のステンレスキッチンは、ものがないテーブルをさっと拭くのと同じでとっても気がラクだから、疲れていても体が動き、その日のうちにやってしまえる清々しさが気持ちよいという好循環ができました。
私にとって、汚れ=ストレスです。
毎日のことだからできるだけ無理のないルーティンになるように、ものを置かないのが最大のポイント。どちらも溜めないで簡単にリセットできるように気を付けています。
ストレスが減り、その分、エネルギーはゆとりに変換され、心から料理を楽しむことに充てられる。われながらよい仕組みができたのではないかと満足してます。ふふふ。