お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
紅玉が美味しい季節を迎えました。
昨年はタルトタタンを焼きましたが、今年はもっと簡単なおやつ、アップルクランブルに挑戦です。
通常のアップル・クランブルは、りんごを薄く切ってから上にクランブル(そぼろ状のクッキー生地)をのせますが、りんごの愛らしい姿を生かし、丸ごと焼きりんご風のお菓子を目指しました。
つくり方は本当に簡単!
オートミールは一度、オーブンで焼いた方が香ばしさが増すので、いつも予熱時に軽く焼きます。
仕上げに生クリームかアイスクリームを添えて、ざっくり切ってから召し上がってくださいね!
「アップルクランブル」のつくり方
材料(りんご2個分)
● 紅玉 | 2個 |
● シナモン(粉末) | 小さじ1/4弱 |
● オートミール | 20g |
● 薄力粉 | 20g |
● 三温糖 | 30g |
● 塩 | 少々 |
● バター(食塩不使用) | 22g |
下準備
*オーブンは180℃に予熱する。
*オーブン予熱の際、オートミールをオーブンシートにのせ、5分ほど焼いたらオーブンから出して冷ます。
*バターは湯せんで溶かし、冷ます。
つくり方
1 大きめのボウルに薄力粉、塩、シナモンを入れ、手持ちの泡立て器で混ぜる。
2 1にオートミールと砂糖を加え、さらに混ぜる。
3 2に溶かしバターを加え、ヘラで切りながら混ぜる。
[はなよりひと言]
クランブル(そぼろ状)になるように混ぜます。
4 りんごの上の部分を切る。切り落とした部分はとっておく。
[はなよりひと言]
りんごの大きさにもよりますが、切り落とすのは上から約2.5cmが目安。りんごのふたになる部分です。
5 スプーンでりんごの芯を取り除き、穴を開ける。
[はなよりひと言]
種を取り除くイメージです。
6 りんごの皮に5カ所ほど、楊枝で穴を開けます。
[はなよりひと言]
皮に亀裂ができないように穴を開けますが、気にならない方は穴を開けずに焼いても大丈夫です。
7 3のクランブル生地を穴に詰め、さらにりんごの上にのせる。同様にもう1個つくる。
8 耐熱のパイ皿にのせ、りんごのふたの部分と一緒に25分焼く。
[はなよりひと言]
りんごのふたはヘタが上を向くようにして、オーブンシートにのせます。途中、中身が焼けるので全体が持ち上がりますが、そのまま焼きつづけて大丈夫です。
9 りんごの上の部分をのせて完成。お好みで、アイスや生クリームを添えてもおいしい。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
インスタグラム:@hanalovestaco
* * *
天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。