天然生活 最新号

本格的なスパイス使いを覚えて、健康な体をつくりませんか。今回は、ちょっと特別な日にもおすすめの、肉団子のクリーミーカレーです。コクがあるので食べ応えもあり、見た目の豪華な一品です。

マバニ家の「肉団子のクリーミーカレー(キーマコフタ)」のつくり方

ひき肉でつくる肉団子のことを、キーマコフタと言います。

香味野菜がたっぷり入った肉団子は、それだけでも美味しいですよね。今回はこのコフタを滋味溢れるソースで煮込んで、本格的なインドカレーに仕上げてみました。

挽肉はラム肉・牛肉・鶏肉などその時に手に入るもので大丈夫です。

そしてこのコフタは、フライパンで焼けば、それだけでもおかずとして召し上がっていただけます。

材料(3人分)

肉団子用:
● 好みの挽肉(ラム挽肉・牛挽肉・鶏挽肉など)400g
● A
・生姜(みじん切り)大さじ1
・ニンニク(すりおろし)小さじ2
・青唐辛子(みじん切り)2本~3本
・香菜(みじん切り)大さじ3
・粗挽き黒胡椒小さじ1
・ガラムマサラ小さじ1
・チリパウダー小さじ1/2
・片栗粉大さじ2
・塩小さじ1/2
カレーソース用:
● 植物油大さじ1
● ギー(あれば)大さじ1
● B
・ブラックカルダモン2個(又はグリーンカルダモン4個)
・クローブ3個
・カシアバーク又はシナモン(1cm角)2個
● クミンシード小さじ1
● 玉ネギ(みじん切り)中1/4個
● 生姜・ニンニク(すりおろし)各大さじ1
● 青唐辛子(ヘタを除きみじん切り)1本
● C
・コリアンダーパウダー小さじ2
・クミンパウダー小さじ1
・ターメリックパウダー小さじ1/2
・チリパウダー小さじ1
・ガラムマサラ小さじ1/2
・黒胡椒粗挽き小さじ1/2
● D
・ヨーグルト1カップ
・カシュナッツペースト又はココナッツクリーム大さじ3
● E
・香菜(みじん切り)大さじ2
・塩小さじ1/2強~好みの量

準備(肉団子)

1.ボウルに挽肉とAを入れ、よく揉み冷蔵庫で冷やす。あればカシュナッツペースト大さじ2(分量外)を加えてもよい。

画像: 準備(肉団子)

2.冷えて扱いやすくなった肉は、100円玉程度の大きさにそれぞれ丸めておく。(約22個できます)

つくり方

 厚手の鍋に油、ギー、Bを入れ、弱めの中火で温め、クミンシードも加える。

 クミンシードの周りに泡が立ってきたら、玉ネギを加え時々混ぜる。

 玉ネギが柔らかくなり角が茶色くなったら、生姜、ニンニク、青唐辛子を加える。

 ニンニクの香りがしてきたら、火を止めてCを加え余熱で30秒ほど混ぜながら加熱する。

 スパイスが油と馴染んだら、Dと水500mLを加え、カシュナッツペースト大さじ3も加える。

画像1: つくり方
画像2: つくり方

 混ぜながら弱めの中火で加熱し、沸騰し始めたら肉団子を加える。

画像3: つくり方

 肉団子をなるべく動かさないようにし、白くなったら、Eを加え、肉団子に火が通りソースのとろみがつくまで加熱する。

ブレンダーがない場合には:
・ミルやブレンダーがない場合には、カシュナッツペーストを使用せず、ココナッツミルク又はクリーム大さじ2〜3程度に代えてもつくれます。

もっと美味しくするために:
・ソースは始めサラサラとしていますが、とろみがつくまで煮込むと、ソースに肉の味がしみ出し、より美味しく仕上がります。
・ラム挽肉を使う場合には、Aでスペアミント大さじ2、Dで大さじ1(共にみじん切り)を加えるとより美味しくなります。
・時間のある時には、準備したコフタ(ミートボール)を冷蔵庫で半日ほど寝かせるとより美味しく仕上がります。

カシュナッツペーストのつくり方

ミル又はブレンダーにカシュナッツ大さじ5(約40g)と水大さじ5を入れ、ペーストにする。

カシュナッツは無塩のものを使用するが、有塩のものしかない場合には、ソースに加える塩を少なめにする。

画像1: カシュナッツペーストのつくり方
 

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〈料理/マバニ・マサコ 撮影/林 紘輝〉

画像2: カシュナッツペーストのつくり方

マバニ・マサコ
インド料理・スパイス料理研究家。嫁ぎ先で継承されてきたインドのアーユルヴェーダ的考えを取り入れながら、素朴なスパイス使いと癒される味を日本の家庭に紹介している。著書に『いちから始めるインドカレー』(柴田書店)ほか。新著製作中。Instagramでは日々の料理をUP。

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