料理をぐっと楽にしてくれる“ひと工夫”。すぐにできて、家のごはんがもっとおいしくなる、魔法のような知恵あふれる料理を紹介します。大原千鶴さんに、さわらと野菜のしょうゆ焼きのつくり方を教えていただきました。
（『天然生活』2018年3月号掲載）

さわらと野菜のしょうゆ焼きのつくり方

フライパンひとつで魚と野菜が同時に仕上がる、お手軽メニュー。さわらは小麦粉をつけて焼くとパサつかず、焼き色もきれいに。

材料（2人分）

つくり方

１　さわらは塩をふって10分以上おき、出てきた水けをふき取る。半分に切って小麦粉を薄くまぶす。

２　れんこんは1cm幅に切って半分に切る。にんじんも1cm幅に切り、スナップえんどうは筋を取る。

３　フライパンにオリーブオイルとつぶしたにんにくを入れて中火にかけ、にんにくが色づいたら取り出し、１のさわらを並べ入れ、２の野菜も並べ入れ、ふたをして両面を焼く。さわらに火がとおったら火を止め、しょうゆをまわしかける。器に盛り、レモンを添える。

小さな工夫

すべてを並べて加熱。豆類は根菜の上に置き、火通りを調整する。

〈料理／大原千鶴　撮影／伊藤 信　取材・文／山形恭子〉

大原千鶴（おおはら・ちづる）
奥京都、花脊の料理旅館「美山荘」の次女として生まれる。幼いころから料理の心得を学び、現在は京都伝統の味をつくりやすい家庭料理として紹介する。著書に『大原千鶴のささっとレシピ』（高橋書店）など。

※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです