お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
ラジオの番組スタッフからいただいた、フランスのデザートワイン。
これに大好きな干しいちじくを浸し、黒糖の風味が豊かないちじくとくるみのパウンドケーキを作りました。
メレンゲを加えるので、生地もふっくら、しっとり。
お酒が苦手な方は、干しいちじくをそのまま使ってみてください。
まだまだ焼き菓子が美味しい季節が続きます。
お天気の良い日にパウンドケーキをバスケットに忍ばせて、近所の公園にお出かけしたいですね!
「いちじくとくるみのパウンドケーキ」のつくり方
材料(178✖️87✖️60mmのパウンド型1台分)
● 干しいちじく | 中3個(50g) |
● くるみ | 30g |
● 薄力粉 | 100g |
● 卵 | 2個 |
● 赤ワイン | 大さじ2 |
● 黒糖 | 50g |
● きび砂糖 | 50g |
● ベーキングパウダー | 小さじ1/4 |
● バター(塩分不使用) | 100g |
【飾りつけ】 | |
● 生クリーム | 200mL |
● きび砂糖 | 大さじ3 |
下準備
*いちじくは1cm角に刻み、赤ワインと黒砂糖(上記50gの中から大さじ1)におよそ1時間、浸す。
*卵は卵黄と卵白に分ける。卵黄は常温に、卵白は別のボウルに入れ、使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
*バターは室温に戻す。
*くるみは荒く刻み、オーブン予熱時に3分間、焼く。
*型にクッキングシートを敷く。
*オーブンは170℃に予熱する。
つくり方
1 やわらかくなったバターをボウルに入れ、泡立て器でクリーム状になるまで混ぜる。
[はなよりひと言]
砂糖を加える前に、空気を含ませるようにバターをふんわり泡立てます。
2 1に黒糖を加え、さらに軽くなるまで泡立てる。
[はなよりひと言]
ここでも空気を含ませるように混ぜ合わせます。
3 2に卵黄をひとつずつ加え、その都度、混ぜる。
4 冷蔵庫から卵白を取り出し、卵白を少し泡立てたら、きび砂糖を3回に分けて加え、しっかりとしたメレンゲをつくる。
[はなよりひと言]
泡立て器に付いた角がピンと立つまでしっかり泡立てます。
5 4のメレンゲの1/3の量を3の生地に加え、混ぜる。
6 5に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、粉っぽさがなくなるまでヘラで切り混ぜる。
7 赤ワインに浸しておいたいちじくの水気(赤ワイン)をふき取り、くるみと一緒に6に加え、混ぜる。
[はなよりひと言]
いちじくは飾り用に少し取っておきます。
8 7に残りのメレンゲを加え、泡を消さないようにヘラでしっかり切り混ぜる。
9 型に流し入れ、中心にくぼみをつくる。
[はなよりひと言]
中心がふくらむので、焼く前にくぼみをつくっておきます。側面が盛り上がる感じです。
10 170℃に予熱したオーブンで9を40分ほど焼く。
11 竹串を刺し、生地がついてこなかったら完成。オーブンシートと一緒に型から取り外し、シートを取り除いた状態で網の上で冷ます。
[はなよりひと言]
ケーキは十分に冷ましてから切り分けます。
12 飾りつけ用の生クリームをつくる。生クリームにきび砂糖を加え、泡立て器で泡立てる。
[はなよりひと言]
生クリームは飾りつけ用なので、なくても大丈夫です!
13 11が冷めたら、好みの厚さに切って皿に盛り、12の生クリームと、7でとっておいたいちじくを添える。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。
インスタグラム:@hanalovestaco
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。