夏バテ気味でも食べやすい「汁かけごはん」で、朝にタンパク質を摂る
みなさん、今朝も元気に朝ごはんを食べられましたか?
突然のように梅雨が明けて一気に暑くなりました。すでに夏バテ気味で食欲が落ちてきた、という方もいらっしゃるのでは? わたしが朝ごはんを食べたくない……と感じることが多いのもこの季節です。
食べづらいときに少しでも食べやすく。今回は、夏におすすめの汁かけごはんを紹介します。
昨春から朝ごはん改革にチャレンジしはじめたものの、昨年の夏場にはなかなか食欲が上がらず苦労しました。そんなときに考えて食べたのが「汁かけごはん」。
もともと『汁かけごはん』(駒草出版)という本も出しているくらいの汁かけごはん好きなのですが、その汁かけの知恵が、朝の食欲不振に役立つとは!
「朝に食べやすく」「しっかりとタンパク質も摂れる」よう、さらに進化させたのが、タンパク質仕様の汁かけごはん。「汁かけごはん」という言葉から想像するようなぶっかけ飯というよりは、具材をのせたごはんに汁をかけたもの、と考えるとメニューの幅が格段に広がります。
タンパク質をしっかり摂れるおかずをごはんにのせ、水分を加えて味変しながら食べる、とイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
まずはのっけ丼で楽しみ、お茶やスープをかけてさらりと喉越しをよくして。そのあとは大葉やねぎなどの香味野菜や、漬物や佃煮などのアクセントになる食材を好みで加えていくのがおすすめです。
夏の定番「汁かけごはん」のアイデア
夏の高タンパク質汁かけごはん①
蒸し鶏とキムチの豆乳ごはん
キムチは酸っぱめがおすすめ。蒸し鶏とキムチ、大葉、ごまをのせ、豆乳をかけて。豆乳のまろやかさとキリッとしたキムチの酸味とうま味。体の底から力が湧いてくる感じがします。
夏の高タンパク質汁かけごはん②
唐揚げとわかめごはん
前日の残りの唐揚げがある日にはぜひ。わかめごはんに唐揚げ、みつばをのせ、だしをかければさっぱりとした汁かけごはんに。練り梅を添えるとさらによし。ウーロン茶でも。
夏の高タンパク質汁かけごはん③
納豆、炒り卵ののっけ丼
納豆も汁かけにすればさらりと食べやすくなります。水菜を添えてしゃくしゃくとした歯触りもプラス。かけるのは鶏がらスープ、だしのほか、麦茶などでも。
夏の高タンパク質汁かけごはん④
深川めし
いわゆるぶっかけ飯。あさりのむき身と油あげ、ねぎをみそ味で煮て、ごはんにかけます。みそにほんの少しみりんも加えるのが好き。あさりはタンパク質と鉄分たっぷり、夏の体をつくるのにおすすめです。
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この暑さが続くと、気をつけたいのが熱中症。熱中症になる人は朝ごはんを抜いていることが多い、という話を最近目にしました。
朝ごはんでとることができる水分は結構な量になるのだとか。そういう意味でも、しっかり水分がとれる汁かけごはんを夏に食べるのは理に適っていますよね。さらりと食べられるあまり、丸飲みしてしまいがちなことにだけはご注意を!
頑張って食べて、ここから始まる暑い夏を元気に乗り切っていきましょう。
「まずはしっかり朝ごはんを食べる」が体づくりの基本
こうして「タンパク質朝ごはん」についての記事を書く機会をいただいて、「わたしも実践して元気になってきたよ、ありがとう!」というメールが来る一方で「いいんだろうとわかるけど、タンパク質いっぱいとか、運動する人向けじゃないの? ちょっと大変そう」という方もいます。わかります。つい昨年まで、わたしもそう思っていました。
でも、タンパク質を摂るのは、決して運動する人だけに必要な話ではありません。普通の暮らしの人こそ必要なんです! とはいえ、そう聞いて「なるほど」と思ったとしても、「さあ、自分もやってみよう」とすぐには思わないですよね。でもみなさん、1日早く始めれば1日早く効果が出ます。やってみるならぜひ明日からですよ!
次回は夏の朝ごはんをよりおいしくしてくれるおすすめ「香味みそ」をご紹介します。
田内しょうこ(たうち・しょうこ)
「忙しい人のための時短料理」「時間価値を生むシステム料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。セミナーや出張教室のほか、食と暮らし、子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『汁かけごはん』(駒草出版)など。
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