• 発酵調味料を使った発酵菓子で人気を集める、「檸檬とラクダ」主宰の兼子有希さん。甘酒でつくるバナナキャロブクッキーは、しっとりとした食感で一枚でも食べ応え十分。朝ごはんや間食にもおすすめです。
    (『檸檬とラクダの発酵菓子』より)

    甘酒を使ってつくる
    バナナキャロブクッキー

    時間がない日の朝ごはんなどにもぴったりな1枚でも大満足の、しっとりした食感のクッキー。

    バナナと甘酒の、ほんのりやさしい甘みを生かすため砂糖の量は控えめにしています。キャロブチップを加えて、チョコバナナ風の味わいに仕上げています。

    バナナキャロブクッキーのつくり方

    画像: バナナキャロブクッキーのつくり方

    材料(直径6cmのクッキー11枚分)

    ◎ A(合わせてふるう)
    ・ 薄力粉125g
    ・ てんさい糖(粉末タイプ)20g
    ・ ベーキングパウダー2.5g
    ◎ オートミール50g
    ◎ バナナ50g
    ◎ キャロブチップ17g
    ◎ B
    ・ 菜種油40g
    ・ 甘酒30g
    ◎ 豆乳10g

    オートミール
    グラノーラの原料としても知られるオートミールは、オーツ麦を乾燥させ、食べやすく加工したもの。私は「パンの材料屋maman」のものを愛用中。

    キャロブチップ

    画像: バナナキャロブクッキーのつくり方。卵も牛乳も使わない「檸檬とラクダ」の発酵菓子

    チョコレートの代用品として知られるキャロブは、いなご豆を乾燥させたもの。「アリサン」の「有機キャロブチップス」がおすすめ。

    下準備

    ・オートミールを160℃のオーブンで10分ほどローストする。
    ・オーブンは170℃に予熱する。

    つくり方

     ボウルにBを入れ、泡立て器で軽く混ぜる。

     バナナは縦半分に切り、さらに8mm幅に切る。

     Aを一度に加え、オートミール、、キャロブチップも加え、ゴムべらでさっくりと混ぜる。豆乳を加えて混ぜ、手でひとまとめにする。

     を1個30gに計量し、手で球状に丸める。それを手で押して直径6cmの円形に整える。

     オーブンペーパーを敷いた天板に並べ、170℃のオーブンで24分焼く。

     オーブンから取り出し、天板の上でそのまま冷ます。

    ※本記事は『檸檬とラクダの発酵菓子』(文化出版局)からの抜粋です


    画像: つくり方

    兼子有希(かねこ・ゆき)
    「檸檬とラクダ」主宰。静岡県出身。民宿を営む家に生まれ、料理上手な祖母や母のもと、豊かな自然と季節の素材に囲まれて育つ。18歳で上京、会社員を経て、2013年に世界一周の旅に出る。帰国後発酵調味料の魅力に開眼し、2015年2月より自家製の麹や保存食から料理やお菓子を作る発酵料理人としての活動をスタート。静岡県藤枝市岡部を拠点に、ケータリングや出張料理、イベント出店などを行いながら、発酵菓子の販売を行なっている。ビーガンとは思えない奥行きのあるおいしさや美しい造形のお菓子が話題に。2022年内中に、藤枝市「ファミリー民宿朝比奈」内に「檸檬とラクダ」のアトリエ兼ショップがオープン予定。

    ◇ ◇ ◇

    『檸檬とラクダの発酵菓子』(文化出版局・刊)

    『檸檬とラクダの発酵菓子』(兼子有希・著/文化出版局・刊)

    檸檬とラクダの発酵菓子(兼子有希・著/文化出版局・刊)

    amazon.co.jp

    塩麹・甘酒・みそなどの発酵調味料を使用した“発酵菓子”が人気の「檸檬とラクダ」。ビーガンで程よい甘さ、一部グルテンフリーも取り入れて、今、食べたい、作りたいお菓子を提案します。初のレシピ本です。



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