(『天然生活』2021年7月号掲載)
尾崎史江さんに教わる
なすとミニトマトの梅酢漬けのつくり方
![画像: 尾崎史江さんに教わる なすとミニトマトの梅酢漬けのつくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/17/792ab92d07614da6cc441d5a1065daf228ff17ad.jpg)
夏バテ気味でも食べられる梅酢漬け。素揚げしたなすからこくが出ます。
材料(つくりやすい分量)
● なす | 1パック |
(大なら3本、小なら5本、太すぎないもの) | |
● ミニトマト | 1パック |
● 揚げ油 | 適量 |
〈梅酢漬け液〉 | |
・ 梅酢 | 大さじ3 |
・ 米酢(酸味が苦手な方は水にしてもよい) | 大さじ3 |
・ 水 | 大さじ4と1/2 |
・ きび砂糖 | 大さじ3 |
つくり方
1 梅酢漬け液の材料をさっと煮立たせて、砂糖が溶けたら冷ましておく。
2 なすは1.5~2㎝幅の輪切りにして塩をふたつまみ(分量外)をまぶし、2~3分おいて水けをふく。180℃に熱した揚げ油で両面カリッとするまで揚げる。しっかり油をきっておく。
3 ミニトマトはへたを取り、熱湯に10秒ほどくぐらせたあと、冷水にとり薄皮をむく。
4 2と3を別々の容器に重ならないように入れ、2に1の2/3量、3に残りの1を注ぎひと晩おく。途中上下を返すと満遍なく漬かる。適切な保存容器がない場合はポリ袋で漬けるとよい。
保存期間
冷蔵庫で3~4日
おすすめの食べ方
そう麺1束をゆでて冷水にとり水切りした上に梅酢漬けをのせ、昆布だし80mL、しょうゆとみりん大さじ1弱を煮立たせて冷まし、たたいた梅干しを混ぜた汁をかけて、みょうがのせん切りを散らす。
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/17/1b865c473fa8e5f0959c381e40583a61087eccc4.jpg)
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/17/0f1cd27c7ea9f76d1eaaa9cc12aa64775241d539.jpg)
食堂いちじく・尾崎史江さん
精進のつくりおきでも大満足のしっかり味
“食堂いちじく”という屋号で精進のケータリングや料理教室を営んでいる尾崎史江さんに、精進のつくりおきレシピを教えていただきました。
「味をしっかり決めて、油のコクをプラスすると、精進でも満足感が得られます」と尾崎さん。お酢や調味料がしっかりと効いた味で、精進=薄味で物足りないというイメージが払拭されます。
「『彩り野菜と厚揚げのみぞれ南蛮』の『みぞれ南蛮だれ』は、豆腐にかけたり、焼いた鶏肉を漬けたりしてもおいしいですよ」
食欲の落ちた夏でも食べやすい、体に負担の少ないつくりおきです。
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〈撮影/山田耕司 取材・文/吉田佳代〉
![画像: 食堂いちじく・尾崎史江さん 精進のつくりおきでも大満足のしっかり味](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/22/d1b6a8876c96a74eda64474e7f2e8ee2d2209a24.jpg)
尾崎史江(おざき・ふみえ)
料理家。「食堂いちじく」「小どら」主宰。故郷である岐阜県の寺院で、精進ランチ提供に携わったのをきっかけにそのおいしさに目覚め精進料理を学ぶ。料理教室やケータリング、レシピ開発など多岐にわたって活躍中。著書に、『食堂いちじくの精進弁当』(立東舎)。
インスタグラム:@shokudo_ichigiku
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです