早川ユミさんの冬の相棒01
陶器の湯たんぽと、手づくりカバー
岐阜県・多治見の陶器の湯たんぽを35年愛用。「ブリキやラバーなどいろいろ試しましたが、陶器は朝まで温か」
カバーづくりもユミさんの楽しみ。布ナプキンにも使われる、肌触りのいい無漂白のネル生地で。
早川ユミさんの冬の相棒02
麻のダブルガーゼのストール
パッチワークや刺しゅうをしてストールに。「首元を暖めると全身暖まるので寝ているときも巻いています」
ダブルガーゼは空気を含んで暖かくてちくちくしないので、もんぺづくりにも使うお気に入りの素材。
早川ユミさんの冬の相棒03
毛糸のパンツとスパッツ2枚重ねばき
オーガニック天竺のお手製スパッツ、ボリビア産のアルパカ100%使用「プエンテ」のロング丈&ショート丈を重ねばきしている。
「アルパカは毛足が長くて温かい。はき込んで擦り切れても編み直しもできます」
早川ユミさんの冬の相棒04
シルクのレッグウォーマー
長年愛用するのが「うさぎの会」の「絹くずまゆレッグウォーマー」。肌触りよく、全身ぽかぽか。
「これがないと生きられないくらい必需品。足首からふくらはぎまで、エネルギーの流れるところは冷やさない」
早川ユミさんの冬の相棒05
2段重ねの蒸し器、スン
愛用の蒸し器は、タイの屋台でよく使われているスン。
「せいろよりも使い勝手が良くて、2段重ねでたっぷり蒸せます。秋から冬にかけて里いもを蒸して食べるのが好き、そのために畑でたくさん育てています」
早川ユミさんの冬の相棒06
茜染めの5本指シルク靴下
茜は浄血作用や保温効果があるといわれる薬草。
「薬草で染めた服を着て効能を得ていたことが服用の語源だそう。現在、「染めもの屋 ふく」の靴下で実践中」。シルクとウールを重ねばきし、冬はもう1枚。
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〈撮影/河上展儀 取材・文/宮下亜紀〉
早川ユミ(はやかわ・ゆみ)
布作家。高知を拠点に、畑や暮らし、いろんな人の心に、種をまく。『早川ユミのちくちく服つくり』(アノニマ・スタジオ)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです