(『はじめての、やさしいお菓子』より)
「ミセスアップルパイ」のつくり方
材料(直径16×高さ4cmのキッシュ型1台分)
● 冷凍パイシート | 2枚 |
● りんご | 中2玉 |
● きび砂糖 | 50g |
● 水 | 20mL |
● カルダモン(ホール。皮から出してきざむ。パウダーでもよい) | 1g |
● A | |
・オートミール | 15g |
・薄力粉 | 15g |
・アーモンドパウダー | 25g |
・きび砂糖 | 5g |
・塩 | ひとつまみ |
・ピーカンナッツ | 10g(ほかのナッツでも可) |
・ナツメグパウダー | ひとつまみ |
・米油 | 20g |
● つや出し用 | |
・卵黄 | 1/2個分 |
・牛乳 | 5mL |
・きび砂糖 | 適量 |
・シナモンパウダー | 適量 |
下準備
◎りんごの皮をむき、くし形にカットする。
◎オーブンを160℃に予熱する。
つくり方
1 フライパンにきび砂糖と水を入れ、火にかける。砂糖が溶けてぷくぷくと沸いてきたら、カルダモンとりんごを入れてこんがりとするまでソテーする。
2 Aをボウルに入れて、ゴムべらでしっかり混ぜる。オーブンシートを敷いた鉄板に満遍なく広げ、160℃のオーブンで12分焼く。
3 パイシート1枚はめん棒で型の大きさにのばして型に敷き込み、底にフォークで穴をあける。なかに2を入れ、1をのせる。
4 もう1枚のパイシートに網状になるよう切りこみを入れたら、3の上にかぶせる。縁をフォークで押しくっつけたら、余分な部分を切り落とす。
5 パイの表面に卵黄と牛乳を合わせて溶いたものをぬり、きび砂糖とシナモンパウダーをふる。200℃に予熱したオーブンで15分焼き、こんがりしてきたら180℃に下げて上にアルミ箔をかぶせ、15分焼く。
長田佳子さんのおすすめ食材
善積農園のりんご
南信州でりんごを中心に、なるべく農薬に頼らず栽培(長野県上伊那地域比5割減)。京都出身の母・純子さんが50歳にして就農、息子家族も仲間に加わりました。
「善積さんのりんごは、庭先で採ってきてくれたようなやさしさとフレッシュさを感じます」(長田さん)
善積農園ではりんごを販売中。ぜひ、とびきりおいしいりんごで「ミセスアップルパイ」をつくってみてください。
善積農園公式サイト
本記事は『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)からの抜粋です
〈料理・スタイリング/長田佳子 イラスト/塩川いづみ 撮影/馬場わかな〉
長田佳子(おさだ・かこ)
菓子研究家。フランス菓子店、オーガニックレストラン等で10年間勤務ののち、2015年に「foodremedies」(フードレメディ)を立ち上げる。「foodremedies」のレメディとは“癒し”や“治療する”との意味をもつ。ハーブやスパイスなどを使い、アロマが広がるようなおいしいお菓子を研究しながら、教室をはじめ、農業家や食品メーカー等ともに商品開発に取り組む。著書に『季節を味わう癒しのお菓子』(扶桑社)ほか。2022年12月に『はじめての、やさしいお菓子』(扶桑社)発売。
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はじめての方にもおすすめしたい、「やさしいお菓子」のレシピ集。菓子研究家・長田佳子さんによる雑誌『天然生活』の人気連載2年分に、クリスマスのお菓子と撮り下ろしレシピを追加してまとめた待望の一冊です。クッキー、プリン、アップルパイにドーナツなど、どれも手軽につくれておいしく、美しいお菓子たちばかり。さらに、「製菓づくりに役立つ食材」リストや、仕上がりが変わる「動作のきほん」についても解説した充実の内容です。
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