(『ラクしておいしい電気圧力鍋レシピ』より)
無水チキンカレーのつくり方
電気圧力鍋は無水調理が得意! 食材の水分でできるので、うまみが詰まったカレーに。
かぼちゃのおかげでトマトの酸味がマイルドに。
電気圧力鍋でつくる
無水チキンカレーのつくり方
電気圧力鍋の完成目安時間
真ん中の色文字は、設定する加圧時間です。
※圧力がかかるまでの加熱時間、圧力が抜けて弁が下がるまでの時間も含みます。
材料(2人分)
● 鶏もも肉 | 200g |
● 塩、こしょう | 各少々 |
● 玉ねぎ | 大1個(250g) |
● トマト | 2個(250g) |
● なす | 1本 |
● かぼちゃ | 正味80g |
● しょうが、にんにく(各みじん切り) | 各1/2かけ |
● カレールウ(細かく刻む) | 60g |
● 温かいご飯 | 2皿分 |
つくり方
1 鶏肉は余分な脂や筋を取り除き、3cm角に切って塩、こしょうをふる。
2 玉ねぎはみじん切り、トマト、なす、かぼちゃは2cm角に切る。
3 内鍋に2、しょうが、にんにく、1の順に入れてふたを閉める。加圧を6分に設定し、スタートボタンを押す。
Point
無水調理は水分の出やすい野菜から内鍋に入れていく。
4 圧力が抜けたのを確認し、ふたを開ける。トマト、かぼちゃをつぶしながら混ぜ、ルウを加えて溶かし、再びふたを閉めて10分ほど保温する。
5 器にご飯を盛り、4をかける。
memo
・食材の水分を利用するので、玉ねぎとトマトは個数ではなく、重量で用意する。また、トマトは完熟がおすすめ。
・かぼちゃを加えることでコクがアップ。
・野菜の甘みが出るので、カレールウはいつもより少し辛めのものがおすすめ。
〈料理/野川 彩 撮影/山川 修一 スタイリング/シダ テルミ〉
本記事は『ラクしておいしい電気圧力鍋レシピ』(扶桑社)からの抜粋です
野川 彩(のがわ・あや)
フードコーディネーター・管理栄養士。大手料理教室の講師、調理家電メーカーのレシピ開発、テレビ通販出演などを経験したのちに独立。自身のYouTubeチャンネル「パンダ食堂」のほか、テレビ等各メディアでレシピや食の情報発信を行っている。電気圧力鍋をはじめ、調理家電や調理器具の特徴を生かしたレシピ開発が得意。三重県四日市市の萬古焼の産地問屋とコラボした、パンダ食堂の調理食器のプロデュースも行っている。近著『ラクしておいしい電気圧力鍋レシピ』(扶桑社)が好評発売中。
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メーカーの電気圧力鍋レシピ開発に携わってきた著者が、長年作りためたオリジナルレシピを選りすぐってご紹介。普段のおかずから、とっておきのごちそうレシピ、デザートまで、絶品レシピが満載です。注目は、3品同時調理できる献立メニュー。ごはんやおかず、蒸し物など、メインとサブが同時に作れて画期的です。
材料を入れてスタートボタンを押すだけの、ほったらかしで調理できる電気圧力鍋。鍋の前につきっきりにならなくてもよく、他の家事をするなど時間を有効に使えます。日々のごはん作りを楽にしたいと思っている方や、電気圧力鍋をもっと便利に使いこなしたい方へ向けた一冊です。