焼きいかのつくり方
いかの胴体にワタも足も詰めて、しょうゆをぬって香ばしく焼きます。
材料(つくりやすい分量)
● いか(刺身用) | 1杯 |
● A | |
・しょうゆ | 大さじ2 |
・酒 | 大さじ1 |
・みりん | 小さじ1 |
・オリーブオイル | 大さじ1 |
● 一味とうがらし | 適宜 |
つくり方
1 いかは耳を下にし、胴の中に親指を入れ、軟骨に沿って引きはがす。片手で胴の部分を持ち、もう片方の手で目玉の下部分を持ち、水平に引っぱって内蔵ごと引き抜く。
2 ワタの上の黒い筋(墨袋)をつまみ、破らないように剥がしてから、ワタと足(げそ)を切り分ける。胴の内側にある軟骨を引き抜き、目玉の部分を切り外し、足の付け根にあるくちばしも取り除く。足の吸盤は手で洗い流す。胴体の中は洗い、ペーパータオルで水けを押さえる。
3 いかの足を1本ずつに切る。胴の中をきれいにし、切った足とワタを詰め、ようじで縫うように留める。胴体の面側に7mm間隔程度の軽い切り込みを入れる。Aはすべて合わせる。
4 3を250℃のオーブンで10分程度焼く(焼き網、魚焼きグリルでもよい)。途中で取り出し、2回程度に分けてAのたれをぬる。香ばしく焼き色がついたら皿に盛り、一味とうがらしをふる。一口大に切り分けていただく。
するめいかのこと
「するめいか」は数多くいる「いか」の一種で、日本で一番多く獲れるといわれています。するめいかは「エンペラ」と呼ばれる耳の部分が胴体の先に付き、スペード型のようなフォルムをしているところが特徴です。煮る、焼く、揚げるなど、幅広い調理法があり、刺身としていただいても弾力のあるうま味を楽しむことができます。
また、低カロリーで良質なタンパク質を多く含むヘルシーな食材としても知られ、栄養ドリンクなどにも含まれている「タウリン」という物質が多く含まれています。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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