(『天然生活』2019年12月号掲載)
5軒のお宅に見る
「トイレまわり」を整えるヒント
5軒のお宅におじゃましました

早川ユミ(はやかわ・ゆみ)さん
布作家。高知の山のてっぺんで、畑や果樹園をつくりちいさな自給自足の暮らしをしている。著書に『野生のおくりもの』(アノニマ・スタジオ)など。

佐藤 圭、佐々木倫子(さとう・けい、ささき・ともこ)さん
建築家ユニット.8/TENHACHIを主宰。住宅や店舗のほかリノベーションも得意とする。グッドデザイン賞を2017、2018年に受賞。

雨宮ゆか(あめみや・ゆか)さん
日常の花を活ける教室「日々花」主宰。雑誌や本などでも活動し、各地でワークショップなども行う。著書に『花ごよみ365日』(誠文堂新光社)。

小林夕里子(こばやし・ゆりこ)さん
オリジナル家具や世界の雑貨を扱うインテリアブランド「イデー」のビジュアルマーチャンダイザー。著書に『暮らしを愉しむお片づけ』(すばる舎)。

曽田京子(そだ・きょうこ)さん
革作家。つれあいの曽田耕さんと結婚。3人のお子さんと鉄工所をDIYでリノベーションした家で暮らす。革を用いた作品を発表している。
小林夕里子さん
「見つからない」ならつくって、代用して

イデーのディスプレイの仕事をされている小林さんの、「らしさ」がうかがえるトイレ。ストリングシェルフという北欧のメーカーの棚を取り付けて、お気に入りのオブジェを飾っている

取り付けたいと思うトイレットペーパーホルダーが見つからなかったので、ストックもかねてかごにまとめて入れている。「ホルダーを取り付けないことで、逆にすっきりとした印象になったと思います」

トイレットペーパーホルダーと同様に、タオル掛けも気に入ったものがなかったので、自作している。幅3cmくらいのレザーのひもを買ってきて、結び目のところをビスで壁に固定してあるだけなので簡単
曽田京子さん
憧れだったパリのアパルトマンを再現

真っ白なトイレはとても明るい。京子さんは「初めてのタイル張りだったので、いろいろ失敗しています」と笑うが、白と水色の床のタイルは、雑誌『オリーブ』のパリ特集で見て憧れていたインテリアをDIY

細い木組みがかわいい無垢の棚は、14年ほど前にイケアで購入。「歳月が経ち味わいが出てきました」と京子さん。トイレットペーパーホルダーも同じシリーズでコーディネートされている

トイレの扉は取り壊された家からもらってきたもの。光が満ちあふれるトイレから、レトロな型板ガラスと、つれあいの靴作家、曽田耕さんお手製のパッチワークを通して光が室内に差し込む
佐藤 圭、佐々木倫子さん
壁と同じ仕上げの隠れ個室

このお宅で唯一、ドアで仕切られているのがトイレ。そのドアは、水まわりを収める木の箱のオーク張りの壁と一体化して隠れている。「曲線がかわいい」というドアノブは、倫子さんのお気に入り

トイレもほかの水まわりと同様に天井までは仕切られていない。ブルーグレーの壁で落ち着いた空間に

トイレには手洗いも。見える場所はタオルも気に入ったデザインを厳選。どんどん使ってローテーションする
早川ユミさん
シンプルに、すっきりと

ワイヤーかごにトイレットペーパーのストックを。新聞紙の袋には使ったトイレットペーパーを入れ、風呂のたきつけに

トイレのタンクの上には青いホウロウの容器を置いて。中には掃除に使うはぎれが入っている

世界を旅する早川さんが集めたオブジェ。トイレ使用時に見えるように目の高さにある棚に飾っている
雨宮ゆかさん
植物を取り入れて、気持ちよく

窓から光が差し込むトイレは、洗面所、お風呂場とひと続きになっているので開放的。もう個室タイプには戻れないそう

トイレのタンクの上には、花を飾るようにしている。「花があると、自然にきれいにしようと思うんです」

デザインが気に入り付けたトイレットペーパーホルダーは、カバーなし。「このほうが清潔な感じがします」
* * *
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
〈撮影/河上展儀(早川ユミさん)、雨宮秀也(雨宮ゆかさん)、元家健吾(小林夕里子さん・曽田京子さん・佐藤 圭さん、佐々木倫子さん)〉