李 映林さんに、キムチヤンニョムを使って手軽にできる「セロリとりんごのキムチ」のつくり方を教わります。食べることは、生きること。長く厳しい冬を前に、家族や友人で集まってキムチをつくる「キムジャン」は、晩秋の韓国で欠かせない行事です。
(『天然生活』2021年1月号掲載)
(『天然生活』2021年1月号掲載)
キムチヤンニョムを使って
セロリとりんごのキムチのつくり方
バリッとした生セロリと、甘酸っぱいりんご。サラダのような、軽くてさわやかな味わい。
材料
● セロリ | 1本 |
● りんご | 1/4個 |
● 塩 | セロリの重量の2% |
● キムチヤンニョム(*) | 大さじ2 |
つくり方
1 セロリは筋を除いて1cm幅の斜め切りにする。りんごは皮をさっとぬらし、塩(分量外)を少量手に取ってりんごの皮をこすり水で洗い流す。皮つきのままいちょう切りにする。
2 セロリは塩をまぶし軽くもみ、15分ほどおき、りんごを加えキムチヤンニョムでさっとあえる。
* キムチヤンニョムのつくり方
材料(つくりやすい分量)
● 煮干し(内臓を取り除く) | 30g |
● 昆布 | 10cm |
● もち粉(または白玉粉) | 大さじ1 |
● はちみつ | 大さじ1 |
● 粉とうがらし | 100g |
● A | |
・あみの塩辛 | 60g |
・りんごのすりおろし | 1/2個分 |
・おろしにんにく | 2片分 |
・おろししょうが | 20g |
・白炒りごま | 大さじ1 |
つくり方
1 鍋に煮干し、昆布、水2カップ(分量外)を入れて1時間ほどおき、中火にかける。煮立ったら昆布を取り出して、あくを除き、弱めの中火で10分ほど煮る。
2 1をこし、煮汁を鍋に戻して弱火にかける。もち粉を、だし汁大さじ2でといて、混ぜながら加えて煮る。とろみが出て、ふつふつ煮たってきたら火を止め、はちみつを加えて冷ます。
3 Aのあみの塩辛を、包丁でたたく。ボウルに粉とうがらしを入れ、2を加えて混ぜ、Aを加えて混ぜ合わせる。
* * *
李映林(り・えいりん)
韓国・済州島出身。娘のコウ静子、息子のコウケンテツとともに料理家として活躍。素材を生かしたやさしい韓国料理をベースに、幅広い料理を提案している。著所に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社)など多数。
〈料理/李 映林 撮影/在本彌生 取材・文/河合知子〉
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです