李 映林さんに、白菜キムチが熟成した時のお楽しみ、「キムチチゲ」のつくり方を教わります。食べることは、生きること。長く厳しい冬を前に、家族や友人で集まってキムチをつくる「キムジャン」は、晩秋の韓国で欠かせない行事です。
(『天然生活』2021年1月号掲載)
(『天然生活』2021年1月号掲載)
白菜キムチが熟成したら
キムチチゲのつくり方
つくってから10日ほど経ち、熟成したキムチは、滋味深く、鍋に最適。体の芯までほかほかに。
材料(4人分)
● 白菜キムチ | 250g |
● 豚バラ肉(ブロック) | 200g |
● 木綿豆腐 | 1/2丁 |
● 春菊 | 1/4束 |
● 玉ねぎ | 1/2個 |
● 大豆もやし | 1/2袋 |
● 長ねぎ | 1/3本 |
● 煮干し | 10g |
● A | |
・おろしにんにく | 1かけ分 |
・粉とうがらし | 大さじ1と1/2 |
・水 | 3カップ |
・酒 | 大さじ2 |
・ごま油 | 大さじ1 |
・味噌 | 大さじ1と1/2 |
・塩、こしょう | 各少々 |
つくり方
1 白菜キムチは食べやすく切る。
2 豚肉は食べやすく切り、塩、こしょう、酒をふってほぐす。
3 木綿豆腐はひと口大に、玉ねぎは1cm幅に切る。もやしは長ければひげ根を取る。長ねぎは斜め薄切りにする。煮干しは頭と腹わたを除く。
4 鍋にごま油とAを入れて弱火で炒める。香りが出たら豚肉、煮干しを入れて炒め、全体に油が回ったら、白菜キムチと玉ねぎを加えて炒め合わせ、もやしを加えてひと混ぜし、水を加える。煮立ったら、長ねぎを加えて5分煮、味噌を溶き入れる。豆腐を加えて煮、食べやすく切った春菊をのせて火を止める。好みで粉とうがらし、ごま(分量外・各適量)をふる。
* * *
李映林(り・えいりん)
韓国・済州島出身。娘のコウ静子、息子のコウケンテツとともに料理家として活躍。素材を生かしたやさしい韓国料理をベースに、幅広い料理を提案している。著所に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社)など多数。
〈料理/李 映林 撮影/在本彌生 取材・文/河合知子〉
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです