• 薬膳・発酵料理家の山田奈美さんに、1月におすすめの発酵料理と保存食のレシピを教えていただきました。腸内環境を改善し、免疫力向上の効果が期待できる発酵食品が注目されています。おうちで過ごす時間が増え、保存食づくりを始める人も。今回紹介するのは、「ポン酢」です。

    柑橘類の薬膳的効能ついて

    柑橘類はそのさわやかな香りで、気(生命エネルギー)のめぐりをよくする働きがあります。

    冬は寒さで新陳代謝が低下し、気のめぐりも悪くなりがちです。気が滞ると、イライラしたりうつうつしたり、血のめぐりも悪くなって冷えやすくなることも。

    柑橘類はそうした停滞した気をすーっと通してくれるのです。

    消化を促進する働きももっているので、肉や魚などのタンパク質と合わせるのにぴったり。

    お鍋にポン酢は理想的な組み合わせなのです。

    【保存食】ポン酢のつくり方 

    画像: 【保存食】ポン酢のつくり方

    鍋料理はもちろん、青菜のおひたしや豆腐、焼いた肉や魚など、いろいろな料理に重宝するポン酢。さわやかな柑橘の酸味が効いて、どんな料理もさっぱりとした口あたりにしてくれます。

    ゆずや橙などの柑橘が手に入りやすい冬の時期には、ぜひ自家製のポン酢をつくってみてください。

    自然な甘味と酸味、そしてしぼりたての香りは、市販のものとはくらべものになりません。

    私の暮らす葉山は夏みかんがたくさん植えられているので、夏みかんでポン酢をつくるのもお気に入り。

    酸味がとても強いので、しばらくねかせてマイルドになってから使うようにしています。種も少し加えると、ペクチンの作用で自然なとろみが出ます。

    こうやって自分好みの味わいに調整できるのも手づくりのいいところですね。

    材料(つくりやすい分量) 

    ●黄ゆず(なければ橙やすだち、カボス、夏みかんなど)4~5個(果汁にして100mL)
    ●しょうゆ100mL
    ●昆布5cm角2枚
    ●かつお節5g

    つくり方

     ゆずは横半分に切って、ざるでこしながら果汁を絞り出す。

    画像: 小さめのざるや茶こしなどで、こしながらしぼる。100mLに足りなければ、酢か市販の果汁を足して

    小さめのざるや茶こしなどで、こしながらしぼる。100mLに足りなければ、酢か市販の果汁を足して

     清潔な保存容器にしょうゆとを入れ、種2〜3個と昆布、かつお節を加えてよく混ぜ合わせる。冷蔵庫で2日以上置いてから、こして使う。できれば2週間〜1カ月ほどねかせてから使うと、うま味が出て酸味もまろやかに。          

    ※こしたものは冷蔵庫で半年ほど保存可能。



    〈料理/山田奈美 イラスト/しらいしののこ〉

    山田奈美(やまだ・なみ)

    「東京薬膳研究所」の武鈴子氏に師事。東洋医学や薬膳理論、食養生について学ぶ。神奈川県葉山町のアトリエ「古家1681」にて薬膳の料理教室や発酵食品の教室を開催。季節の食養生を伝える活動を行う。著書に『二十四節気のお味噌汁』(WAVE出版)、『季節のお漬けもの』、『菌とともに生きる 発酵暮らし』(ともに家の光協会)などがある。



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