• 料理家の松田美智子さんに糸昆布とねぎの炒めもののつくり方を教えていただきました。糸昆布を長ねぎとさっと炒めた、昆布が主役のおかず。昆布のコリコリとした食感と、ねぎのシャキシャキの歯ごたえがやみつきになる一品です。

    糸昆布(切り昆布・きざみ昆布)のこと

    画像: 糸昆布(切り昆布・きざみ昆布)のこと

    昆布を細切りにした「糸昆布」(切り昆布、きざみ昆布とも呼ばれています)。生のものと乾燥したものがありますが、乾燥したものは水に戻して使うほか、料理によっては乾燥したまま使うこともできます。

    乾物の糸昆布の魅力は、ほかの乾物と比べても、水に戻す時間や煮る時間が短いこと。手軽に使いたいときにさっと戻せるので、ふだんづかいでいろいろな料理にお試しいただけます。また料理に加えるとうま味が増すので、煮物、炒めものなどにとくにおすすめです。

    糸昆布の戻し方

    糸昆布をかぶるくらいの水に1、2分つける。やわらかくなったら流水でさっと洗い、ざるにあげて水けをよくきる。

    ※戻しすぎるとやわらかくなりすぎてしまいおいしくないので、食感が残るよう少しかために。

    画像: 糸昆布の戻し方

    糸昆布とねぎの炒めもののつくり方

    画像: 糸昆布とねぎの炒めもののつくり方

    糸昆布は水ですぐに戻るので手軽に使えて便利。昆布の塩けを生かして、調味料は少なめに仕上げるのがポイントです。炒めすぎず、食感を残すと、おいしくいただけます。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● 糸昆布(水で戻し、水けを切る)20g
    ● 長ねぎ1本
    ● ごま油大さじ1
    ● 酒大さじ2
    ● しょうゆ大さじ1

    つくり方

     ねぎは縦半分に切り、芯をのぞき5mm幅の斜め薄切りにする。

    画像1: つくり方

     フライパンにごま油を中火で熱し、糸昆布とねぎを入れてさっと炒める。酒、しょうゆを回し入れ、さっと混ぜ合わせて火を止める。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

    ※調味料の量は味をみながら調整する。好みでこしょうをかけてもおいしい。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

    画像5: つくり方

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。

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    『季節の仕事 (天然生活の本) 』(松田美智子・著)

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    (松田美智子・著/扶桑社刊)

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    『おすし』(松田美智子・著)

    『おすし』
    (松田美智子・著/文化出版局刊)

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