• vol.40 甘夏のマーマレード
    お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

    hana’s memo

    奈良から届いた無農薬の甘夏を使って、マーマレードづくり。

    画像: 無農薬の甘夏

    無農薬の甘夏

    今回は甘夏1/2個分の皮をマーマレードに使い、余った分はチョコレート(オランジェット)用の甘夏ピール(シロップ煮)にしました。

    甘夏の甘酸っぱい風味は、初夏の季節にぴったり。パンやヨーグルトと一緒に楽しんでくださいね。

    画像: カッテージチーズとも相性抜群

    カッテージチーズとも相性抜群

    「甘夏のマーマレード」のつくり方

    画像: 「甘夏のマーマレード」のつくり方

    材料<つくりやすい分量>

    ● 甘夏2個(今回は2個で764g)
    ● 砂糖200g(甘夏の実とジュースの重さの約55%)

    つくり方

     甘夏をそれぞれ4等分に切り、皮をむく。むいた皮は水(分量外)に30分から1時間ほど浸しておく。

    画像: 切ってから皮をむきます

    切ってから皮をむきます

    画像: 作業中は皮を水に浸しておく

    作業中は皮を水に浸しておく

     の甘夏の実の薄皮をむく。種を取り除き、お茶パックに入れる。実を取り出した薄皮も別のお茶パックに入れる。

    画像: 種、薄皮、実に分ける

    種、薄皮、実に分ける

    画像: 薄皮と種をお茶パックに入れる

    薄皮と種をお茶パックに入れる

     の実を鍋に入れる。薄皮が入ったお茶パックをしぼり、ジュースも鍋に加える。

    [はなよりひと言]

    薄皮にも甘夏の汁が含まれているので、お茶パックやさらしなど使ってジュースをしぼります。今回は実とジュースを合わせて380gでした。この重さの約55%の砂糖を使います(今回は200g)。

     の甘夏の皮の水けをきり、半分に切ったら、ワタを取り除く。皮はさらに細かく切る。

    画像: ワタを包丁で取り除く

    ワタを包丁で取り除く

    画像: 皮をきざむ

    皮をきざむ

    [はなよりひと言]

    皮は80g、ワタを取り除くと50gほどになります。皮は縦2〜3cmほどの細い棒状に切ります。

     水が入った鍋にの皮を入れて沸とうさせ、2回、ゆでこぼす。

    画像: 皮をゆでこぼす

    皮をゆでこぼす

    [はなよりひと言]

    1回ゆでこぼしたら、水を入れ替えます。

     の種が入ったお茶パックを、の鍋に加える。

    画像: 種が入った袋と一緒に煮込む

    種が入った袋と一緒に煮込む

    [はなよりひと言]

    種を一緒に煮ることでジュースにとろみが付きます。とろみが付いてきたらお茶パックを取り出します。

     に砂糖を加え、木べらで実をつぶしながら弱火で40分ほど煮込む。

    画像: 水分が少なくなるまで煮込む

    水分が少なくなるまで煮込む

    画像: 完成

    完成

    [はなよりひと言]

    あくが出たら取り除きます。水分が少なくなり、とろみが出たらマーマレードの完成です。

     粗熱が取れたマーマレードを煮沸消毒した清潔なびんに入れ、冷蔵庫で保存する。保存期間は約2週間。



    画像: つくり方

    はな
    モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など多数。近著は『今日もお稽古日和』(淡交社)。

    インスタグラム:@hanalovestaco

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    天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。



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