• 2匹の保護猫「リヴァイ」と「ゴゴ」と暮らす、ミュージシャンの持田香織さん。猫と人とが楽しく暮らすための工夫や、ありのままの猫との生活についてお話を伺います。
    (『天然ねこ生活』より)

    猫たちによる「作品」を楽しむ

    もともとはリヴァイのお気に入り。ところがいまは……

    「わが家には自慢の作品がいろいろとありまして」と持田さんが見せてくれたのは、爪研ぎによって見事に“唯一無二”の状態に仕上がっている椅子。こちらは、ゴゴの手によるもの。

    「なかなか味わい深くなっちゃいました。いえいえ、がっかりなんてしませんよ。『爪を研ぐのに気持ちよかったんだねえ。うんうん、素敵になったね』と褒めたい気分」と、持田さん。

    「ただ、この椅子は先住猫のリヴァイが気に入っていたものなので、そのへんは申し訳ないかも。すっかり、ゴゴのものになってしまった感じなので。リヴァイは、やさしいから譲っちゃうんですよね」

    画像: 持田さんと、椅子を「味わい深くした」張本人のゴゴ。「実は。ゴゴは抱っこがあまり好きではないんです。写真を撮ったら、すぐに腕から飛び出していってしまいました」

    持田さんと、椅子を「味わい深くした」張本人のゴゴ。「実は。ゴゴは抱っこがあまり好きではないんです。写真を撮ったら、すぐに腕から飛び出していってしまいました」

    2匹の猫たちは、心地のいい場所やものを見つけるのが得意です

    画像: 赤ちゃん用のベッドでお昼寝中。「いまやほぼリヴァイのもの。冬場はこれを遠赤外線ヒーターの近くに置き、最高の環境でうつらうつらしています」

    赤ちゃん用のベッドでお昼寝中。「いまやほぼリヴァイのもの。冬場はこれを遠赤外線ヒーターの近くに置き、最高の環境でうつらうつらしています」

    「家の中でいい日差しが当たる場所、肌触りのいいものは、猫たちがだれより知っているんです。子どものお昼寝用の小さなベッドも、すっかり猫たちのもの」

    「子どもの方が『ちょっと失礼します』みたいに、縁を枕にして寝ています。ふんわりしたぬいぐるみも、ブランケットもお気に入り」

    画像: 持田さんとリヴァイ。

    持田さんとリヴァイ。

    気持ちいいものはみんなで共有するのが、家族。猫たちが気に入り、そこでくつろいでいる姿を見ると、「なるほど、これはこんなに気持ちいいんだ」と、むしろお墨付きをもらったような誇らしい気分だといいます。

    猫は素敵な表現で大切なことを伝えてくれる

    猫と楽しく暮らすために必要なこと。それは、彼らのすることを受け入れ、その生き方を尊重すること。

    「爪を研ぐ、あちこち飛びのる、走り回る。私は猫たちがすることが面白くて仕方ないんです。ときには、『やってくれちゃったな~』となることもありますけど、言い聞かせたところで、彼らを止めることはできない。それはあきらめることとは違って、“尊重する”という感覚です

    一緒に暮らしていくって、きっとそういうこと。と、持田さんはいいます。

    「子どもが生まれたときも、『自分より、弱いものが来た』と理解してくれました。子どもが強く触ってもグッとガマン。しつこいときはやさしく甘噛みで教える。『猫は言葉はわからない』という人もいますが、むしろずっと素敵な方法でいろいろなことを教えてくれるのが猫たちだと思っています」

    ※持田香織さんの「猫と楽しく暮らすには」は、別冊天然生活『天然ねこ生活』P.10~15に掲載されています。

    <撮影/JUTAH 取材・文/福山雅美>

    持田香織(もちだ・かおり)
    1996年にEvery Little Thing のボーカルとしてデビュー。「Time goes by」をはじめ、数々のミリオンセラーを記録。日々の暮らしや、2匹の愛猫も登場するインスタグラム(@mochidakaori_official)も人気。

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    別冊天然生活『天然ねこ生活』

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