• 植物の力を借りて、すこやかさを保つ方法を、蓼科でハーブショップを主宰する萩尾さんに教わりました。今回は、暑い日の室内で快適にすごすための「精油の使い方」について。
    (『天然生活』2020年8月号掲載)

    暑い日の精油の選び方について

    暑い日にも快適に部屋で過ごすためには、リフレッシュやリラックス、感染予防や免疫力アップの効果が期待できる精油を使うのがポイントです。精油の豊かな香りがもたらす心地よさをじっくり味わって。

    リフレッシュしたいときに
    ルームスプレーのつくり方

    画像: リフレッシュしたいときに ルームスプレーのつくり方

    スプレーで手軽に気分をリフレッシュ。ローズマリーとベルガモットの清涼な香りで明るく前向きに。冷暗所に保存し、2週間くらいで使い切るとよいでしょう。

    材料(つくりやすい分量)

    ●ローズマリー・シネオール精油8滴
    ●ベルガモット精油10滴
    ●無水エタノール21mL
    ●精製水9mL

    用意するもの 

    アルコール対応のスプレーボトル(遮光タイプがベター)

    つくり方

    スプレーボトルに無水エタノールと精油を入れ、精製水を加えてよく混ぜる。

    ウイルス対策と、リラックスしたいときに
    ディフューザーの楽しみ方

    画像: ウイルス対策と、リラックスしたいときに ディフューザーの楽しみ方

    部屋中に香り成分を拡散させてウイルス対策と心の養生を。用途によって、精油の濃度を変えるのがポイント。

    材料(つくりやすい分量)

    〈抗菌、抗ウイルス用〉
    ● ラヴィンツァラ精油2滴
    ● レモン精油2滴
    〈リラックス用〉
    ● ラベンダー・アングスティフォリア精油1滴
    ● リトセア精油1滴

    香りの楽しみ方

    抗菌、抗ウイルス用は精油を多めに入れて焚くとより効果的。一方、リラックス用は精油の量を少なめに。ほのかに香るくらいがいやしにつながりやすい。



    〈監修/萩尾エリ子 撮影/寺澤太郎 取材・文/熊坂麻美〉

    萩尾エリ子(はぎお・えりこ)

    ハーバリスト。ナード・アロマテラピー協会認定アロマ・トレーナー。長野・茅野にて薬草店「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」を営み、ハーブティーや精油の販売のほかアロマテラピーにまつわる講座も開催している。著書に『香りの扉、草の椅子』(扶桑社)ほか。11月上旬に、『天然生活』での連載をまとめた、『あなたの木陰』を発売予定。

    蓼科ハーバルノート・シンプルズ
    長野県茅野市蓼科豊平10284
    ☎0266-76-2282
    営業時間:9:00〜18:00 休日:水曜
    https://www.herbalnote.co.jp/

    ※ 精油、ハーブウォーター、植物油などは健草医学舎/プラナロムを使用
    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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